セミナーとしては最後となる第5回。中止となってしまった第2回に訪れる予定だった山元町で、ようやく開催できました。今年度はこれまで丸森、白石、七ヶ宿とずっと内陸部を巡って来ていて、沿岸部へ来るのは今期初。会場は昨年山元町の防災拠点として作られた「ふるさとおもだか館」です。
今回は、新潟県や、遠くは香川県からも聴講に来ていたきました。ありがとうございました!
本編が始まる前、郷土料理「はらこ飯」を食べながら、2期生の武藤さんのお話を聴く時間を設けました。
武藤さんは伊達ルネッサンス塾では「山元はじまるしぇ」のプランを発表。その後実際に開催したマルシェは大盛況でした。
そのマルシェも今年で4回目。今では地域に愛されるお祭りとなっています。
武藤さんからは、塾生だった当時の苦悩、はじまるしぇが始まった経緯や覚悟を決めた瞬間、チームビルディングについてなど、OBとしての生の声をお話いただき
塾生たちは興味津々、聞き入っていました。
武藤さん、お忙しい中、ありがとうございました!
「山元はじまるしぇ」は12/9(日)開催です。
【おまけ】
今回のお話をきっかけに、塾生の出店やスタッフとしての参加も決まったそうです。ぜひ塾生・OBの活躍を覗きに行ってみてくださいね!
今回は、伊達ルネッサンス塾初の試み・オンライントーク。ゲストは、林業の取り組みなどで有名な岡山県西粟倉村から、井筒耕平さん(株式会社sonraku
代表取締役)。木質バイオマスを使ったエネルギー事業や、ゲストハウスの経営、コンサルタントなどをされています。
もともと環境についての研究をしていた井筒さんは、プランを提案してもなかなか実現されない現状に対するフラストレーションから、地域おこし協力隊を経て起業。プレイヤーとして活動することを決意されます。
考えても考えても実感値を得られなかった研究の世界から、もろに現実と向き合うビジネスの世界への転換は苦労も多いが、とても楽しいと話す井筒さん。
現在は、『経営6:地域コーディネーター3:研究1』の視点で地域と接しているそうです。
地域のことだけ、ビジネスのことだけと区切るのではなく、さまざまな視点を組みわせることで、バランスよく付き合える。
じぶんー仕事ー社会
の繋げ方を井筒さんの言葉で語っていただきました。
今回は、これまでの回と違い、事務局から発表のテンプレートは渡さずに、これまで考えたことや体験したこと、聞いたことをもとに一から自分の思いを描いていきました。
資料は使わず淡々と思いを話す人、凝った資料で笑いを誘う人…。それぞれの表現を持ち寄りました。
一人ひとりのキャラクターが見え始めてきました。
セミナー終了後は、山元のディープスポット「ニッパチ」へ移動し交流会を開催しました。美味しいホルモンを食べながら、セミナーでは話せない深い話も。
この仲間と走るもの残りわずか!
発表会までにどんな風に仕上がるのか、今からドキドキです!
そして次回は、第5期マイプラン発表会!
ぜひ多くの方に塾生のプランをお聞きいただきたいと思いますので、ぜひいらしてください!
【概要】
○日 時:2019年1月19日(土)13:00~17:30
※終了後、交流会あり
○会 場:不動尊クラインガルテン クラブハウス(丸森町)
○ゲスト:渡辺一馬さん(一般社団法人ワカツク代表理事)
ほか数名
○お申し込みはこちらからどうぞ → ★☆★
その他詳細は、決まり次第お知らせしますので、少々お待ちください。
今期の伊達ルネッサンス塾は、しばらく山の方面を進んできましたが、一気に海沿いへと移動。第5回セミナーは、宮城の海沿い最南端・山元町坂元地区で開催です。今回のテーマは「自分だけのマイプランへ」。例年、これまでの流れからがらりと変わったマイプランがでてきたり、発表&フィードバックの応酬の中で大きな気づきがあったり…。ラスト前のはずなのに、まだまだマイプランは成長・変容し続けます。
そんな様子を目の当たりにできる、そんな見どころいっぱいの第5回セミナー、今回も一般聴講を大募集します。塾生が「自分だけ」のマイプランをつかむ瞬間を見届けませんか。
★日 時:2018年11月17日(土)13:30~17:30
★会 場:山元町防災拠点・坂元地域交流センター(ふるさとおもだか館)
(地図・詳しくは)http://www.town.yamamoto.miyagi.jp/soshiki/20/8101.html
★主なプログラム(予定):
○はじめに
○塾生マイプランの発表とフィードバック
○ゲストトーク
・井筒耕平さん(株式会社sonraku 代表取締役)
https://www.sonraku.ninja/
※インターネット会議システムを介してお話を伺います
○まとめ
●終了後、交流会を行います
・会場:検討中
★一般聴講者参加費:
・セミナー:一般1,000円、学生500円、高校生以下無料
・交流会:検討中
★一般聴講のお申し込みは、こちらからお願いします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/48857122542015
※お預かりした個人情報は、本イベントに関する諸連絡や伊達ルネッサンス塾が開催する各種講座・イベントのご案内にのみ使用させていただきます。
★助成:
宮城県「平成30年度みやぎ地域復興支援助成金」
社会福祉法人宮城県共同募金会「みやぎチャレンジプロジェクト」
★お問い合わせは、webページ上部右側の「お問い合わせ」からお願いいたします。
「地域」と一言で表したとき、いったいそこには何が含まれているのでしょうか。
地域とは、その土地の名前ではありません。
そこには、自然、風土、歴史、文化など、長い時をかけて構成されてきたそこだけの空気や環境があり、そのなかで人が集合体となって暮らしを営んでいます。
インターネットのおかげで私たちはいくらでも「事例」を情報として得ることができます。
しかし、文字列の中からは受け取ることのできないその土地の空気の中に身を置いて、そこで暮らす方々のお話を伺うと、リアルで、触り心地のある学びを感じ取ることができます。
そんな思いで私たちは毎年、伊達ルネッサンス塾の期間中に、実際に現場に足を運びながら学ばせていただくフィールドワークを実施しています。
今年のフィールドワーク先は丸森町です。
地域おこし、地域性に根ざしたなりわい、エネルギー、コミュニティあたりのテーマに興味のある方は、きっと得ていただけるものがあると思います。
塾生、OBだけでなく、一般の方の参加も募集しています。
ご都合のつく方は、ぜひご参加ください。
★日 時:11月3日(土)9:00-17:00
★集合場所:丸森駅前
★日程(予定)
・9:00 丸森駅駐車場集合
ー耕野地区
ースローバブックス
佐藤浩昭さん(OB)
・12:30 昼食(まんま亭 楽)
ー中心部散策
ーふでいち
地域おこし協力隊 小笠原有美香さん(OB)
ヒナタコウボウ 金上孝さん
ー筆甫地区現場視察
・17:00 解散
★オプション
フィールドワーク終了後、交流会を行います。(参加費1,000〜2,000円前後)
ゆるやかなホームパーティになりますが、こちらもぜひご参加ください◎
★参加費
・塾生/OB:無料
・一般:500円
※別途昼食代1,500円実費徴収
●申し込み ※締め切り:11/1(木)
下記内容を記載のうえメールにてお申し込みください。
>>お名前
>>電話番号
>>お住まいの地域
>>参加動機
>>交流会の参加可否
MAIL:daterune@gmail.com
※お預かりした個人情報は、本イベントに関する諸連絡や伊達ルネッサンス塾が開催する各種講座・イベントのご案内にのみ使用させていただきます。
★お問い合わせは、webページ上部右側の「お問い合わせ」からお願いいたします。
伊達ルネッサンス塾も第4回に入り、はや折り返しです。第1・2回(2回目はフォローアップ会)の丸森、第3回の白石を経て、ついに七ヶ宿へ。七ヶ宿では、第2期以来3年ぶりの開催です。
事務局スタッフと塾生の有志でそばを食べた後、会場へ。今回の会場は湯原地区の地域づくり拠点であり、「くらけんCafe」も入っている「七ヶ宿くらし研究所」。古民家を活用した建物には囲炉裏があったり、木の床には床暖房があったり(ほんわか暖かったです)、今回もいい雰囲気でした。そんな場所に、塾生3組4名をはじめ12名が集いました。
今回のゲストは、Next Commons Lab南三陸/南三陸町地域おこし協力隊の佐藤和幸さん。福島県新地町の出身で、地元で就職したあと、これまでに名取、栗原などでさまざまな新規事業の立ち上げ、運営に関わってきました。
特に栗原では、オフグリット住宅や温泉施設、障がいのある方の就労支援などの事業に取り組みました。「社長が次々と出してくる『やりたいこと』をかたちにしていく中で、自分のやりたいことも組み込んでいっていた」と話してくれました。
現在は南三陸町を拠点に「あらゆる資源が循環する社会」を目指してさまざまなプロジェクトに取り組む「Next Commons Lab南三陸」にて、これまでの経験も生かし、プロジェクトメンバー(地域おこし協力隊)のマネジメントを担当しています。南三陸町は海に目が行きがちですが、実は山の資源も豊富で、これらも生かした事業立ち上げに取り組んでいます。
最後に塾生に向けて、「想いを行動に移すにあたって、自分の登る『山』を決めること、また一人で登るのがつらい時は、仲間とともに登っていくとよい」と話してくれました。
後半は、塾生マイプランの発表とロードマップの作成。
これまでも課題シートの中にプラン実行に向けたスケジュール表があり、作ってもらっていましたが、ロードマップは初の取り組み。一人1枚模造紙を渡し、プランに関連することはもちろん、それ以外の人生の関することやターニングポイントなども入れ込んでいきました。時間が少々不足だったので完成までは行きませんでしたが、最後にできたところまで発表してもらいました。
セミナー終了後には、白石寄りにある「こ・らっしぇ」に移動し、交流会。七ヶ宿の食材を生かしたメニューもあり、さらに話に花が咲きました。
★七ヶ宿まちづくり(「こ・らっしぇ」を運営)
伊達ルネッサンス塾、5年目のスタート。
第5期の塾生は5組。今期は初めてチームでの参加があり、このような表記になっています。半年間、どうぞよろしくお願いいたします!
第1回は、6/30(土)に開催。塾生2組3名と、OB・関係者を合わせて計13名が参加しました。
会場は、丸森町耕野地区で2期生佐藤さんの運営する古本屋「スローバブックス」。ロバの「ジャム」さんも元気でした!
ゲストは、4期生で「コミュニティナース温(ハル)」の永谷由美さん。前半は、昨年度の第1回セミナーで永谷さん自身が取り組んだ「人生グラフ」をもとにした自己紹介とこれまでお仕事のお話。そして後半は塾生時代に考えて、現在実践中のマイプランについて~コミュニティナースとは何か、永谷さんの取り組みや目指すところ~をお話しいただきました。
そのあと、「人生グラフ」と、ワークシートを用いての自分を見つめ直すワークを行い、最後に塾生の自己紹介を含めて発表をして、セミナーは終了となりました。
今回行ったワークをもとに、第2回から少しずつマイプランを考えていくことになります。
第2回は、7/28(土)に開催の予定でしたが、大半の塾生の都合が合わず、急きょ中止に。尾野塾長も来ていたことから、夜に交流会のみ行いました。
塾生1組2名(ご夫婦です)とそのお子さん、OB1名と事務局メンバー、そして尾野塾長とで、こじんまりとした中にもいろんな話が飛び交い、有意義な時間となりました。
そして、その代替えとして8/11(土・祝)に天然藍染伽藍(丸森町)にて塾生フォローアップ会を実施。塾生3組3名と事務局メンバーが参加し、第2回の課題の発表とフィードバックを行いました。
実質、自分の取り組みたいことを発表するのは初めてで、どんなものが出てくるか楽しみでしたが、期待にたがわず磨くとおもしろいことになりそうなプランが出てきました。今回は特に「ビジョン」「ミッション」を考えるのが中心で、取り組みについて見つつもその2点をどう深めていこうかという話になっていました。
終了後、近所の「天水舎」でランチ交流会も行い、あれこれ話す中で互いのことが分かってきた感じもしました。
そして第3回は5年目にして白石初見参!塾生3組3名と、一般聴講、スタッフ合わせて8名が壽丸屋敷に集いました。
今回のゲストは、前回からスライドして満を持しての尾野塾長。実は前日、翌日と合わせて宮城行脚だそうで、翌日の講座に備えての新しいプレゼンが初公開となりました。尾野さん自身の起業の話から始まり、島根への移転、そして障がい者雇用という話の流れはあまり変わりませんが、今回は各地の事例を多くお話しいただき、塾生にとってもプランづくりや動きだしのきっかけなど参考になったことが多くあったように思えました。そして今回の名言「これからは、ビールで稼ぐ」。この言葉の意味するところを知りたい方は、ぜひ今後の塾にご参加ください。
トークのあとは、休憩を兼ねて近所の「白石市移住交流サポートセンター 109-one(トークワン)」へ。名前の通り、移住定住に関する拠点として今年開設されました。なかなかいいところで、今度白石に行く機会があったら、ぜひ使ってみたいと思いました。ちなみに、ここの運営メンバーの一人は、今年の塾生です。
後半は、塾生マイプランの発表&フィードバック。
参加の塾生が3組ということで、時間をかけてじっくりと行うことができました。尾野さんが今期初登場ということもあり、まず塾生がどんな人で、どんなプランを考えているか、それに基づいてのフィードバックや、次回の課題となるインタビューでどんな人に話を聞けばよいかなどのアドバイスもありました。
こうして、はや前半戦の3回は終了し、マイプランを深めていく後半戦に入っていきます。
プランがどのように変容していくか、楽しみです。
6月の終わりに始まった伊達ルネッサンス塾も、はや折り返し、第4回セミナーを迎えます。
着々と山の方を進んできましたが、ついに3年ぶりの七ヶ宿開催。今回のテーマ「アクションを起こそう」と合わせて、どんな景色が見えてくるでしょうか。
今回も、一般聴講を募集します。秋の一日、一緒に七ヶ宿街道を進みませんか。
★日 時:2018年9月29日(土)13:30~17:30
★会 場:くらけんCafé(七ヶ宿暮らし研究所内)
(地図)https://goo.gl/maps/fqSGQEKxcZw
(詳しくは)http://shichikashuku-miyagi.co.jp/kuraken-cafe/
★主なプログラム(予定):
○オープニング
○ゲストトーク
・佐藤和幸さん(Next Commons Lab南三陸/南三陸町地域おこし協力隊)
○塾生マイプランの発表とフィードバック
○まとめ
●終了後、交流会を行います
・会場:七ヶ宿町内で検討中
★一般聴講者参加費:
・セミナー:一般1,000円、学生500円、高校生以下無料
・交流会:検討中
★一般聴講のお申し込みは、こちらからお願いします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/48857122542015
※お預かりした個人情報は、本イベントに関する諸連絡や伊達ルネッサンス塾が開催する各種講座・イベントのご案内にのみ使用させていただきます。
★お問い合わせは、webページ上部右側の「お問い合わせ」からお願いいたします。
第5期の開幕に先んじて、5月に続いてプレセミナーを開催します。
すでに入塾を考えている方、どうしようか迷っている方はもちろん、自分の住む地域で「何かはじめたい」と思っていて一歩を踏み出したいと思っている方、伊達ルネッサンス塾のことがちょっとでも気になる方などなど、お待ちしています!
プレセミナーに参加したら必ず塾生にならないといけないということはありませんので、気楽に参加してください。
★日 時:2018年6月9日(土)18:30~20:30
★会 場:コワーキングスペース Gomboppa
(住所)角田市角田字泉町66(阿武隈急行角田駅から徒歩3分)
★主なプログラム(予定):
○伊達ルネッサンス塾の説明
○ゲストトーク
○参加者同士のフリートーク、質疑応答
★ゲスト
・結城翔太さん(伊達ルネッサンス塾4期生/結城果樹園)
★参加費:無料
★お申し込みは、こちらからお願いします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/6d0566af569321
※お預かりした個人情報は、本セミナーに関する
★お問い合わせは、webページ上部右側の「お問い合わせ」からお願いいたします。
結城翔太さん
伊達ルネッサンス塾 4期生
結城果樹園
亘理町生まれ。結城果樹園の3代目。マイプラン発表会では、「地産地消から地産継承」というテーマで、生産者と消費者がダイレクトにつながれるような果樹園をフィールドにしたコミュニティづくりについての発表を行った。
新年度も明け、いかがお過ごしでしょうか?
伊達ルネッサンス塾は第5期の準備を進めつつ、4月13日(金)に
仙台でイベント『風の人が運んだ「地域づくり実践塾」という種〜私たちが描く、地域との新しいかかわり方〜』を県内の地域づくり実践塾合同で開催しました。当日は登壇者・スタッフ含め33名の方々にご参加いただき、各地の塾について知ってもらうことができました。ありがとうございました!
さて、第5期も、いよいよプレセミナー開催の運びとなりました。
すでに入塾を考えている方はもちろん、自分の住む地域で「何かはじめたい」と思っていて一歩を踏み出したいと思っている方、伊達ルネッサンス塾のことがちょっとでも気になる方などなど、お待ちしています!
また、プレセミナーに参加したら必ず塾生にならないといけないということはありませんので、気楽に参加してください。
★日 時:2018年5月17日(木)19:00~21:00
★会 場:山元町防災拠点・山下地域交流センター
(つばめの杜ひだまりホール)
(住所)山元町つばめの杜1-8(JR山下駅前)
(地図)https://goo.gl/maps/pX2FnpthxtN2
★主なプログラム(予定):
○伊達ルネッサンス塾の説明
○ゲストトーク
○ワークショップ、質疑応答など
★ゲスト
・尾野寛明さん(伊達ルネッサンス塾 塾長)
・永谷由美さん(伊達ルネッサンス塾 4期生)
★参加費:無料
★お申し込みは、こちらからお願いします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/6d0566af569321
※お預かりした個人情報は、本セミナーに関する
★お問い合わせは、webページ上部右側の「お問い合わせ」からお願いいたします。
尾野寛明さん
伊達ルネッサンス塾 塾長
有限会社エコカレッジ 代表取締役
1982年生まれ。学生時代の2001年に東京都文京区でネット古書店を起業し、2006年に本社をまるごと島根県に移転。その後、障がい者の雇用にも取り組みはじめ、2014年には障がい者雇用部門を分社化。過疎地としては珍しい就労継続支援A型事業所として認可され、高齢化で担い手不足に悩む過疎地のあらゆる地域資源を障がい者の仕事にする試みを進めている。
そのかたわら、全国各地で「地域づくり実践塾」に参画し、子育てママや普通のサラリーマンでも空き時間に気軽に無理なく地域づくりに携われるしくみづくりを行っている。
伊達ルネッサンス塾においては立ち上げから参画し、第1期より塾長を務める。
永谷由美さん
伊達ルネッサンス塾 4期生
コミュニティナース温(ハル)
山元町生まれ。保健師として、これまでさまざまな保健や福祉の現場に関わってきた。その中で、仕事と地域づくり、自分のできることの関係を考えるようになり、「コミュニティナース」の講座に参加。現在は保健師の仕事をしつつ、空いている時間には「コミュニティナース温」として、地域のイベントで「みんなの保健室」を開き、ホッとできる場、健康に関心を持ってもらう場を提供している。
「地域づくりの伝道師」「風の
これを記念して、県内各地の実践塾のこれまでと2018
この取り組みに関心のある方、地域で何か動き出したいと考えている方、自分の居住地や出身地の塾に入りたい方、ぜひご参加ください。お待ちしています!
★日 時:2018年4月13日(金)19:00~21
★会 場:コワーキングスペースcocolin
(住所)宮城県仙台市若林区清水小路6-1
東日本不動産仙台ファーストビル 1F
(地図)https://goo.gl/maps/
★参加費:無料
★主 催:みやぎ地域づくり実践塾ネットワーク(仮称)
★主なプログラム(予定):
・尾野寛明さんのトーク
・県内各地のこれまでの取り組みや今年度の予定の紹介
・参加者同士の交流・実践塾の個別説明タイム
☆参加予定の地域づくり実践塾
・県南エリア「伊達ルネッサンス塾」(2014~)
・気仙沼市「ぬま大学」(2015~)
・多賀城市「TAGAJO Future Labo」(2015~)
・川崎町(名称未定、2018~)
☆こんな方はぜひご参加ください!
・何かしたいと思っているけど、何からはじめたらよいか
・取り組みたいことはあるけど、一歩目を踏み出せない方
・自分の居住地や出身地に何らかの形で関わりたいと考え
・県内各地の取り組みに関心のある方
・尾野さんのお話を聞きたい方
★お申し込みは、こちらからお願いします。
https://
※お預かりした個人情報は、本イベントに関する諸連絡に
★お問い合わせは、webページ上部右側の「お問い合わせ」からお願いいたします。
尾野寛明さん
有限会社エコカレッジ 代表取締役
1982年生まれ。学生時代の2001年に東京都文京区
そのかたわら、全国各地で「地域づくり実践塾」に参画し
宮城県内の各実践塾においては、以下のような形で関わっ
・伊達ルネッサンス塾 塾長
・ぬま大学 メイン講師
・TAGAJO Future Labo スタートアップ講座 講師
・川崎町の実践塾においても塾長に就任予定
6月4日(日)のプレセミナーで開幕した第4期も、プログラムの最後となるマイプラン発表会までやってきました。1月下旬には近年にない大雪が降り、開催できるのか?と悩みましたが、この日は好天。やはり、天気には恵まれています。
会場は昨年秋にオープンしたばかりの「山元町防災拠点・山下地域交流センター(通称:つばめの杜ひだまりホール)」。新しい施設で、塾生たちが参加者の皆さんとともにどんな新しい風を吹かせてくれるか楽しみです。この日は塾生・一般聴講者・OB・スタッフなどを総勢59名が参加。県南の方から県内各地、さらには県外からもご参加いただき、まことにありがたい限りです。
さて、今日の主なメニュー。
○オープニング
○塾生マイプランの発表
★審査員
・松島宏佑さん(Re-member.blue:Creator)
・阿部結悟さん
(一般社団法人ふらっとーほく 代表理事)
・細田幸恵さん
(SROIネットワークジャパン マネジャー)
・尾野寛明さん(伊達ルネッサンス塾 塾長)
○リフレクション(参加者同士の感想共有など)
○ゲストセミナー
・松島宏佑さん(Re-member.blue:Creator)
○各賞発表・表彰・講評
○エンディング
○交流会
はじめに諸説明や第4期のこれまでを振り返ったのち、さっそく塾生マイプランの発表に入りました。各塾生のマイプランのタイトルと概要は以下の通りです。
○永谷由美さん
「幸せ妄想株式会社 コミュニティナース温(ハル)」
住民の皆さん、そして自分自身の「毎日が楽しい!」をつくり出す妄想コミュニティナース活動のお話。
○氏家優希さん
「自分らしくいるために 何でも話せる語り場づくり」
大学4年生の今まで感じていた悩みをマイプランに取り入れて考えた「自分らしくいられる場所」。
○小野広志さん
「べしゃりが苦手な地域コミュニティ職員が語る
わりとどうでもいい話」
「地域でできること×自分がやりたいこと」の交わる点を探し続けて見つけたひとつの到達点。
○大槻久美子さん
「ふるさとへの想いの変化と自己肯定感の気づき」
好きだったふるさとへの想いの回帰。そこから見えてきたふるさとのよさと自分についての気づき。
○岩佐博紀さん「心を生かす」
これまで感じてきた山元町の好きな部分とその裏側。その経験から考え出された「仮想」町の試み。
○結城翔太さん「地産地消から、地産継承へ」
農家と消費者がつながることで新たな価値が生まれるのではないか。そのための場づくり、交流。
ちょっと裏話めいた話になります。発表会当日の午前中に尾野塾長も交えて発表のリハーサルをしましたが、聞いていてせっかくここまで来たのだからもう一段階上がってほしいと思いました。その後、アドバイスをもとに塾生の皆さんはスライド順を変えたり話す内容を再確認したりしていました。また、塾生同士でも励まし合う姿が見られました。
そして発表会本番。これまでで最高の発表を見せてくれました。これも、半年間自分や地域と向き合い、いろんなことを考えてきた蓄積がこの土壇場で生きたのかな、と感じました。
塾生の発表終了後は、投票の時間。参加者が最も印象に残ったり、応援したいと考えたマイプランをひとつ選びました。
今回も、ゲストの皆さんと尾野塾長が審査に入っている間にリフレクションの時間を持ちました。4人ずつの小グループごとに、塾生の発表を聞いての感想や、「自分の住んでいる地域、こうだといいな」「そのために、自分はこれがしたい、これができる」という想いを共有しました。あまり時間が取れなかったのが申しわけなく感じるくらい、グループごとにいろんな話がなされていました。さらに話し足りなかった分は、休憩時間にも引き続きあれこれ話している皆さんも多くいました。
後半は、審査にもあたっていただいた松島宏佑さん(Re-member.blue:Creator)によるゲストトークです。
最初に塾生マイプランの発表を聞いて全体的に感じたことからトークはスタート。「生きづらさ」「コンプレックス」がマイプランの根底、きっかけになっていることが多いという印象を受けたこと。そしてそこから、「自分らしさ」を押し出しながらマイプランという形ができていったのではないか、と話してくれました。
東日本大震災の直後に「ふらっとーほく」(のちに一般社団法人化)を立ち上げた松島さん。まずやったのは、ボランティアに来たいけど泊まる場所がなくて困っている県外の人と風評被害に悩む温泉街をつないだこと。温泉に泊まってもらい、そこからボランティアに通ってもらうシステムをつくりました。今回の聴講参加の方にもこのシステムを活用して宮城で活動していた方がいて、「これがなかったら、きっと自分は今日ここにいない」と話していました。
その後、復興の段階の変化とともに活動も変わってきて、「チャレンジする人を増やしたい」「次の一歩を踏み出す何かがほしい」と思うようになり、それが「まちフェス~伊達ルネッサンス」「わたりグリーンベルトプロジェクト」そして「伊達ルネッサンス塾」につながっていきました。
ちなみに、「伊達ルネッサンス」の「ルネッサンス」はフランス語で「再生する・生まれ直す」という意味。ただ元に戻すのではなく、前よりもよりよいものになるように新たにつくっていこう、という意味も込めたそうです。
後半は、主に松島さんの経験や考えてきたことから、いくつかお話がありました。そのひとつが、「振り子」のお話。
自分の内面への関わりと、他者との関わり(仕事はこちらのことが多い)。何となく、どちらかに偏りがちになるイメージがあります。これを振り子に例えて、どちらかに半端に振れると結局両方とも中途半端になってしまう。なので、どちらにでもいいので思い切り振り切ることで必ずもう一方にも大きく振れていく。つまり、どちらかで力を入れたことがもう片方にも波及して、より成長につながる、と松島さんは話してくれました。
松島さん自身も、最近急に「小説を書きたい」と思いはじめ、どうなるか分からないながらも書き進めているそうです。これがどう振れていくか、次にお会いした時にぜひ聞いてみたいと思いました。
松島さんからは、特に東日本大震災後の県南地域での取り組みを振り返ってもらうとともに、ご自身が考えてきたことについてもお話しいただきました。これを今後の県南地域を担っていく私たちがどう生かしていくか、ちょっとした宿題をもらった気分になりました。
そしていよいよ、審査結果の発表と表彰です。
まず、参加者の投票による「共感賞」は、結城翔太さん。
そして注目の「最優秀賞」は、永谷由美さん。
がそれぞれ選出されました。
そのあと、塾生を代表して小野広志さんに修了証が贈られ、4期生6名の修了も合わせて発表されました。
最後に、全体のまとめとして尾野塾長から一言いただきました。
○「すきはすきのもと」おっと、「隙は好きのもと」
自分だけでパーフェクトにやろうとするのではなく、隙をつくって他の人が入り込める余地をつくっておく。そうすると、関わってもらいやすくなる。「関わりしろ」これ重要。
○これからは「課題設定能力」
出された課題を解決する力でなく、「何が課題か」を見つける力が大事になってくる。また、関連して「手段の目的化」、やること自体が目的になってしまっている例もあるが、これが地域をむしばんでいく。「何でこれをやるのか?」をおさえながら活動してほしい。
というわけで、第4期、一切の終了です!
塾生の皆さん、半年以上もの長い間、おつかれさまでした!
伊達ルネッサンス塾での経験や得たことは、必ずどこかで生きてきますので、ぜひ心の隅っこにでも置いておいてください。
そして、
ゲストを引き受けていただいたり、会場を提供していただいた皆さん、一般聴講でご参加いただいた皆さん、その他陰に日なたに伊達ルネッサンス塾第4期にご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。皆さんのおかげで、第4期、無事に終了いたしました。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
皆さん、またお会いできるまで、しばしお待ちください。
また、新たなチャレンジャーの皆さんも、力を蓄えてお待ちください。
伊達ルネッサンス塾第4期も5回目まで終わり、残すは6回目のマイプラン発表会のみとなりました。塾生のみなさんが半年間かけて練り上げてきた想いや考え、やりたいことを「マイプラン」として発表します。それとともに、ご参加いただいた皆さんも一緒に、これからの県南エリアについて考える機会にしたいと思います。
今回はゲストに、伊達ルネッサンス塾を立ち上げた「一般社団法人ふらっとーほく」の当時のメンバーだった松島宏佑さん(前代表理事)、阿部結悟さん(現代表理事)、そして細田幸恵さん(元スタッフ)をお招きします。東日本大震災からこれまでの県南沿岸部の活動を振り返る機会にもなるのではないかと思います。
多くの皆さんのご参加、お待ちしています!
★日 時:2018年2月3日(土)13:00~17:30
※終了後、交流会あり(~20:00ごろ)
★会 場:山元町防災拠点・山下地域交流センター
(つばめの杜ひだまりホール)
(住所)山元町つばめの杜1-8(JR山下駅前)
(地図)https://goo.gl/maps/pX2FnpthxtN2
★主なプログラム:
○オープニング
○塾生マイプランの発表
○ゲストセミナー
○講評・審査結果発表・表彰
○まとめ
●終了後、交流会を行います。
★ゲスト
・松島宏佑さん(一般社団法人ふらっとーほく 前代表理事)
・阿部結悟さん(一般社団法人ふらっとーほく 代表理事)
・細田幸恵さん(一般社団法人ふらっとーほく 元スタッフ)
★一般聴講参加費:1500円(高校生以下無料)
★交流会参加費:2000円(差し入れ大歓迎!)
★一般聴講の方のお申し込みは、こちらからお願いします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/444dd44c546341
※お預かりした個人情報は、本セミナーに関する
★お問い合わせは、webページ上部右側の「お問い合わせ」からお願いいたします。
松島宏佑さん
Re-member.blue:Creator
株式会社 biotope:system designer
NPO法人わたりグリーンベルトプロジェクト:副代表理事
宮城県白石市出身。大学卒業後、島根県にある離島の町・海士町に移住して現地のベンチャー企業・株式会社巡の環にて企業向け教育関連事業に従事。東日本大震災を機に宮城県へ戻り、被災地域のコミュニティ支援や人材育成事業を行う一般社団法人ふらっとーほくを設立し、4年間の活動を経て代表を退任。その後、宮城と東京の二地点居住をしながらエコシステムデザインファームBOLBOPで3年間活動。
現在は、表の顔としては戦略デザインファーム biotope で企業向けのビジョンメイキング等の業務を行いながら、裏の顔として、地球の美しさをひとりでも多くの人に届けることをミッションに掲げるユニットチーム Re-member.blue にて Creator として活動中。ライフテーマは「いのち」。「すべての命が、人が、生き物が、地球が、命を感じあう世界」を届けていきます。
阿部結悟さん
一般社団法人ふらっとーほく 代表理事
山元の未来への種まき会議 副代表
平成元年、山元町生まれ。東日本大震災をきっかけにUターンし、宮城県南部で人材育成事業、コミュニティ支援事業、計画づくり・調査事業を行う。地域資源を活用した体験プログラムやアートプロジェクトを通じ、地域内外の交流機会を創出する「オンパク」事業や、地域課題の解決に取り組むためのプランを作成する「伊達ルネッサンス塾」を立ち上げ、地域内外の学生・社会人2000人以上のネットワークづくりをサポートしてきた。また、企業と地域の対話と学習の場のコーディネート(「サントリー亘理五感塾」など)を行う。
2012年「日経ビジネスが選ぶ、平成生まれの30人」に選出。
細田幸恵さん
大学卒業後、1年間商社に勤めたのち、2012年に宮城県亘理町にETIC.の右腕として移住し東日本大震災の復興事業に従事。住民主体による復興をめざした一般社団法人ふらっとーほくで、震災で失われた松林を再生する事業に3年半携わる。プロジェクト・マネジメント、ファンドレイジング、ボランティア・マネジメント、自治体との調整等の業務を担当。 その後2015年9月に、英国のロンドンスクール・オブ・エコノミクス (LSE)にて公共経営修士に進学。計量経済学を主軸とした政策評価手法を学ぶ。修士論文では日本の地域政策の効果を定量的・定性的に分析し評価モデルの必要性を研究した。留学中は、ロンドンのNestaやUnLtd財団、インドのTata Chemicalsでのインターンに参画し専門性を磨く。
2017年12月に帰国後は、社会的インパクト測定や事業評価を行うSROIネットワークジャパンに従事。一方でAsian Venture Philanthropy Network (AVPN)の日本事務局も務める。アジア各国の社会課題解決に向けた取り組みを加速させるため、ノウハウや事例の共有、情報交換プラットフォームの活用、人・資金のマッチングなどを行っている。
師走に入り、それぞれが年末に向けて忙しくなる中、伊達ルネッサンス塾は終盤5回目です。
今回の会場・山元町の普門寺は、比較的海に近い地にあり、東日本大震災に際しては津波による被害を受けました。塾のはじめに、住職の坂野さんから震災時のことやその後のさまざまな取り組み、今後は山元で活動している団体をつないで一緒に取り組めるような拠点にもしていきたいというお話をいただきました。
今回のテーマは「自分だけのマイプランへ」。もしかしたら、考えているプランは他の地域でも誰かが考えたり、実践しているかもしれません。しかし、「どこで」「誰が」「なぜ」の違いがそれぞれの「マイプラン」を生み出します。塾生たちは「自分だけ」の手がかりをつかめるでしょうか。
今回のメニューは、以下の通りです。
○塾生マイプランの発表
○ゲストトーク
・庄司亮一さん(伊達ルネッサンス塾2期生)
・八巻眞由さん(伊達ルネッサンス塾1期生)
○ブラッシュアップタイム
○姉妹塾遠征の報告
○まとめ
4回目までは、事務局から出した課題シートに書き込む形でプランを事前にまとめ、発表をしてきました。しかし、今回は課題シートは無し。これまでつくってきたシートやそれをもとに行った発表、そしてフィードバックをもとに自分の想いや考え、プランを話しやすいように自分でプレゼンシートをつくっての発表になりました。
「どんな発表になるのかな~」と思っていたのですが、まずプレゼン資料については手書きや言いたいことの強調など塾生それぞれの工夫が出てきていました。またマイプランの方も、4回目の尾野塾長からのアドバイスや5回目までの間に実施したブラッシュアップ会をもとに内容をチューンアップしてきていました。ただ惜しくは、7分という発表時間に入りきらない塾生が多かったこと。一般的に、最も言いたいことは発表の後半に来ることが多いので、時間の配分は今後の課題になってくると思いました。
休憩をはさんで、ゲストトーク。今回は、OBゲスト2名が登場。
1人目は2期生の庄司さん。第2期のプレゼン(動画)を見ながらお話をしてくれました。
仕事は介護福祉士で、仕事以外では地域の芸術祭にも関心があり、プランづくりに迷っていた庄司さん。最初は高齢者の話の聞き書きをプランとして考えていましたが、福祉を前提としては考えたくはなかったそうです。
その中で、角田のファミレスで伊達ルネ塾のスタッフに自分が抱えてることをただただ聞いてもらえたのが心地よかったそうで、そこから生まれたのが「オイビト アート アーカイブ」。仕事の経験から、高齢者と関わってみるとおもしろいと感じていて、ではどうやって関わりを持つかをプランとして発表しました。
最後に、伊達ルネッサンス塾のマイプランの傾向が変わってきていると感じていて、いまあらためて自分のプランやプレゼンを見ると「時代の先を行ってたんだなー」と思ったと話してくれました。
2人目は1期生で今は事務局メンバーの八巻さん。
地域の活動に関わりはじめたのは、中学・高校でのジュニアリーダーの活動でした。いずれは家業を継ぐつもりでしたが、高校卒業後はどうしようかと思っていた時、町役場職員に誘われて教育委員会の社会教育指導員になりジュニアリーダーの担当をすることになりました。その傍ら「まるもり町青年団Re:birth」を立ち上げ、地域活動も継続しましたが、「絶望」~地域には希望がない、未来の話ができない~を感じてしまいます。
そんな時尾野塾長に出会い、それがきっかけで塾生になります。苦しんだ半年間でしたが、しっかりと自分を見つめ直すとともに、絶望を脱して「何とかなるかもしれない」と思えるようになりました。今回のトークにあたり、塾生時代のプランを見直すと今考えていることが多く含まれていて、自分のベースになっていると感じているそうです。
現在は新たに団体を立ち上げ、本業を持ちながらも当たり前に地域や社会に対してアクションできるようにしたいと考えています。
2人のOBの話から、自分の想いや考えを言葉に出すこと、そして考え抜くことこそが「自分だけのマイプラン」につながると感じさせてくれました。
後半はブラッシュアップタイム。3つのグループに塾生、OB、聴講参加者、事務局が均等に入り、塾生1人あたり15分間、マイプランの発表を聞いた人たちからのフィードバックを受けました(塾生1人のグループは30分間)。参加者側からは発表を聞いての感想やアドバイス、もっと聞きたいことなどを質問し、それに対して塾生がさらに考えつつ答えていきます。筆者は、特定のグループに入らずに巡回して聞いていましたが、プランをよりおもしろくしたり、実践的にしたりするようなやり取りが多く出てきていて、今後のマイプラン作成の肉付けになるなと感じました。
30分経ったところで組替えをして2セット目を行い、最後には時間が来て「終了~!」と言ってもどのグループも終わってくれないほど白熱した時間でした。
次回はいよいよ発表会。間には尾野塾長を交えてのブラッシュアップ会などもありますが、ここからがマイプランづくりの最終段階にして最も険しい山を登ることになります。そんな中、どうしていくか。今回のOBゲストの庄司さん・八巻さんの話にも出てきましたが、悩みながら、自分の内面を再度見つめながら、そして「自分のつくりたい世の中像」を思い出しながら、ぜひ壁を一つやぶってほしいと思います。塾生のみなさんのジャンプアップに期待です!
【おまけ】
交流会は2種類の鍋でした。おいしかったです。
第4期マイプラン発表会は、
2月3日(土)、今年できたばかりの山元町防災拠点・山下地域
主な内容は、塾生マイプランの発表、ゲストセミナー、大交流会。
内容盛りだくさんですので、ぜひご参加ください!
季節は晩秋。今回の会場は角田市西根地区、明治後期に建てられた大沼さんのお宅です。家の中や裏山には、大沼さんが東日本大震災後に鎮魂のために彫った仏像が数多く鎮座していて、塾生4名を含む23名の参加者を迎えてくれました。
今回のテーマは「アクションを起こそう」。塾生自身が起こした小さなアクションを、どのようにとらえ、次につなげるか。ねらいとしては、より地域に根差した事例を学ぶこと、発表とフィードバックを通してマイプランを深めていくことが提示されました。
今回のメニューは、以下の通りです。
○ゲストトーク
・佐藤正友さん(にしね未来プロジェクト)
・宍戸 実さん(にしね未来プロジェクト)
○塾生マイプランの発表・フィードバック
○まとめ
はじめに尾野塾長から、「これからのつまづきポイントとして、手段が目的化してしまうことがある。例えば何か目的があってイベントをするはずだったのが、いつの間にかイベント開催が目的になってしまうことがある。手段と目的を混同しないように」というお話があったあと、ゲストトークへ。
今回のゲストは、地元西根地区の「にしね未来プロジェクト」から佐藤正友さん、宍戸実さんをお招きしました。
「にしね未来プロジェクト」は、もともとは地域おこし協力隊の導入にあたって組織した団体を改称したもの。現在は、協力隊と協働しながら地区の移住・交流人口増加を目的に活動しています。今年の春には「さくらまつり」を開催し、桜並木ウォーキングや地区の昔の写真の展示会などを行い盛り上がりました。
ゲスト1人目、佐藤さん。若いころからさまざまな形で地域活動に取り組み、家にはほとんどいなかったとのこと。最近では「工房美山の里」でのブルーベリーづくりにも関わっていて、採れたブルーベリーを「虹の園」でジャムにしてもらい販売しています。
佐藤さんの今後の野望としては、荒れている里山を何とかしたいことだそうです。確かに林業はさびれてきているが、そういう時代でも自然の中で生きることを求める人もいるので、地域全体で日本一きれいな里山を目指したいと話してくれました。
ゲスト2人目は、「西根のブレーン」宍戸さん。元新聞記者で、出向いた先で言われた「土地に惚れろ」という言葉がきっかけで、その地の歴史を知り、いいところを探したり、友達を増やそうと思うようになりました。もともと西根が好きであることと合わせて、地域での活動に関わる原動力になっています。
宍戸さんは、各地にある「○○八景」をこの地区でも探していって「高倉八景」として光を当てていきたいそうです。そして、見つける過程やその後の発信で、郷土の誇りや自慢を多くの人に知ってほしいと考えています。
その後の質問タイムを含めて、お二人からは、動くことをいとわないこと、いろんなものを受け入れる柔軟さ、そして何より西根への強い想い、これらが合わさって今なお地域の最前線で活動できるんだな、ということを感じました。人生の先輩であると同時に活動の先輩の言葉、今後に生きることはたくさんあると思いました。
後半は塾生マイプランの発表&フィードバック。今回は、参加者全員の前で発表する「西根テーブル」と、尾野塾長と個人面談を行う「塾長テーブル」の2つを設置し、塾生はそれぞれのテーブルで発表しました。
筆者は「塾長テーブル」の方にいたので、そこでの話しを振り返ると、全体に共通するのは「等身大の自分を探す時間」だったということ。塾生と尾野塾長とのやり取りの中で、自分の考えている「ビジョン」に向けて、自分の「やりたいこと・できること」は何かをあらためて考えていきました。また、塾生それぞれの現在の状況から「『地域』という呪いを解く」「自分のワクワクするポイントは?」「自己肯定感を上げる」などの問いや次に向けての指針が出されました。
最後にゲストのお二人から。佐藤さんからは「案ずるより産むがやすし」、宍戸さんからは「地域のことを考えている若者がいっぱいいるのが心強い。勇気をもらった」との一言をいただきました。
それを受けて尾野塾長からは「ゲストのお話にもあったが、今回は『好きだからやる』の一言に尽きる。このことをプランにも反映させていってほしい」というお話がありました。
第4期もいよいよ終盤へ。塾生のみなさんのプランがどのように変化していくか、深められていくか。最も苦しむ時期かもしれませんが、ここを乗り越えることで新たな展開が見えてくると思います。もうひと踏ん張り!
第5回セミナーは、再びの山元町へ。
12月2日(土)、普門寺(山元町)にて開催します。
主な内容は、OBトークと塾生マイプランの発表&フィードバック。
また、先ごろ出向いた各地の姉妹塾への遠征の報告もあるかもしれません。
内容盛りだくさんですので、ぜひご参加ください!
第5回セミナーについて、詳しくはこちらをご覧ください → ★☆★
伊達ルネッサンス塾第4期も終盤戦に入りますが、しかしマイプランの進化はここからです。
5回目は、山元町での開催。会場の普門寺は、震災後、さまざまな独自の取り組みをしてきており、今回のテーマ「自分だけのマイプランへ」にふさわしい場所と言えます。自分の想いや考えをさらに膨らませつつ、起こしたアクションも踏まえてマイプランを深めていきます。
今回も、一般聴講の参加者を募集します。ゲストトークと塾生マイプラン、ぜひ聞きに来てください。お待ちしています!
★日 時:2017年12月2日(土)13:30~17:30
★会 場:普門寺(山元町山寺字浜163)
(地図)https://goo.gl/maps/DxJ7bDuCr1r
★主なプログラム:
○オープニング
○塾生マイプランの発表とフィードバック
○ゲストトーク
・八巻眞由さん(伊達ルネ塾1期生)
・庄司亮一さん(伊達ルネ塾2期生)
○マイプランのブラッシュアップ
○まとめ
●終了後、交流会を行います。
★一般聴講参加費:1000円(高校生以下無料)
★交流会参加費:2000円(差し入れ大歓迎!)
★一般聴講の方のお申し込みは、こちらからお願いします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/48857122542015
※お預かりした個人情報は、本セミナーに関する
★お問い合わせは、webページ上部右側の「お問い合わせ」からお願いいたします。
八巻眞由さん
伊達ルネッサンス塾1期生
中学生の時にジュニアリーダーとして地域に関わりはじめ、高校卒業後同年代の仲間とつくった「まるもり町青年団 Re:birth.(リバース)」の初代代表になる。
伊達ルネッサンス塾修了後、事務局として運営に携わり、2017年に地域づくり団体「YOMOYAMA COMPANY」を設立した。
そのかたわら、藍染職人の父に師事して自らも藍染職人の一歩を踏み出し「天然藍染 伽藍」を立ち上げている。
庄司亮一さん
伊達ルネッサンス塾2期生
2014年ごろから地域での活動に関わりはじめ、「ROW八MON」(角田市、2015年、16年)、「耕野のあるきマルシェ」(丸森町、2015年)などで主にアート担当として活躍。
伊達ルネッサンス塾のマイプラン発表会では、動画と語りを合わせた斬新な発表スタイルで驚きを与えた。
本業は、福祉施設職員。
今回は、いつものレポート担当が別の用件で不在だったため、初の試みとして一般聴講で参加いただいた方によるレポートをお送りします。鈴木さん、どうぞよろしくお願いいたします!
「はじめまして。第3回セミナーに一般聴講として参加させていただいた宮城大学3年の鈴木沙菜と申します。今回、レポートの担当をさせていただくことになりました!どうぞよろしくお願いいたします」
すっかりと秋の天候になり、朝方に降った雨もどこか秋らしく涼しげでした。そんな中、丸森の澄んだ空気に包まれた「天然藍染 伽藍」にて、第3回のセミナーがアットホームな空気の中で行われました。
今回のメニューは、以下の通りです。
○オープニング
◯ゲストトーク:
・和田智行さん
(株式会社小高ワーカーズベース 代表取締役)
・谷津智里さん(伊達ルネッサンス塾2期生)
◯塾生マイプランの発表とフィードバック
◯まとめ
ゲストトークの一人目は、和田智行さん。原発避難区域である福島県南相馬市小高区にて避難区域初のコワーキングスペース「小高ワーカーズベース」を創業し、さまざまな事業を通して小高の再生に尽力しています。
原発事故によって全住民強制避難を強いられた小高区。避難指示解除後は住民の減少と高齢化が問題となっていました。たくさんの課題がある中、住民の皆さんが帰還できるようにするにはどうすべきか。そこで「事業を起こす」ことで震災によって失われた地域経済をゼロから作り出し、住民も事業者も暮らせる地域を取り戻そうと動き出しました。
まず和田さんが始めたのが、小高に再び明かりを灯す拠点としてのコワーキングスペースの設置でした。また、除染作業のために小高で働いてくれていた人々のために温かいご飯を提供する食堂「おだかのひるごはん」を地元の主婦の皆さんと一緒に立ち上げました。その他にも小高で食料や日用品を調達できる仮設スーパーや、若い女性たちの雇用を生むためのおしゃれなガラス細工工房の設立という4つの事業に取り組みました。
このように多くの事業を創出してきたのは、1つの事業に依存する社会ではなく、多様な事業が躍進できる社会を作り出すことが理想であると考えたからだそうです。
震災ですべてを奪われた小高区。しかし考え方を変えれば小高は、未来に必要な価値だけを自由に積み上げていくことができる真っ白なキャンパスである、と和田さんはおっしゃっていました。
2人目のゲストは、伊達ルネッサンス塾2期生の谷津智里さん。東京出身で、結婚を期に旦那さんの故郷である宮城県白石市に移住しました。
谷津さんが生まれ育った東京の故郷はどんどん発展していき、「知らない誰かの計画に塗り替えられた故郷」となってしまいました。そのことから、「自分たちの暮らすまちのことは自分たちで考えていきたい!」と考えており、田舎の地域特性から生まれる暮らしや文化はとても豊かである、と地方への移住にはとても前向きな考えを持っていました。
しかし地方には地方の問題が…。知り合いもおらず、土地勘もなく、近くでやりたい仕事もない…。そんな中でやれることをやってみよう、と谷津さんはミニコミ誌の発行を皮切りに、被災地支援事業のコーディネートや松島湾の「つながる湾プロジェクト」の運営など、さまざまなことに取り組みました。「しかし自分は最終的に何をしていくのだろう?」と考え、伊達ルネッサンス塾に入塾しました。
最終発表会では「こどもの城」という、地域の人が子どもを支える環境づくりのプランを発表しました。現在、地元の白石市でコミュニティカフェを作る構想を立てているそうです。
「アイデアのコア(=核)さえぶれなければ、方法は全く違うものになっても構わない」と谷津さんは話していました。「伊達ルネ塾を通して自分のコアを見つけ、自分らしい人生を送れますように」と塾生にアドバイスしてくださいました。
お二人からは、まず何かをするにはいろんなことをやってみる、チャレンジすることの大切さを学ばせてもらいました。
マイプラン発表の前に、参加者の皆さんでアイスブレイクの時間。「きく」ことをテーマにしたワークを行いました。
二人一組になって、相手の話を無視したり、過剰にリアクションを取ってみたりなど、いくつかの「きく」「はなす」のパターンを実践しました。お互いが「きく」「はなす」をしっかり行わないと気持ちの良いコミュニケーションが成り立ちません。自分の話を相手にどう聴いてもらうか、相手に共感して後押ししながら聴く、それぞれのチカラを持つことを大事だと感じました。
会場が温まったところでマイプラン発表の時間です。今回は、4人の塾生の方々からマイプランを発表してもらいました。
自分はどんな人なのか、自分がやりたいことは何なのか。たくさん悩み、考えてきた皆さんの今までを見ることが出来ました。それぞれのマイプランに対し、意見やアドバイスなどが交わされ、プランの実現や内容を固めていく一歩になったことと思います。
学生目線で聴講させてもらった率直な意見として、「大人でもこんなに悩むんだ。悩んでいいんだ」と感じました。
大学では「自分の将来について考えなさい」「自分のやりたいことを見つけなさい」と言われていますが、「大人になってもまだ分からなくなることってたくさんあるんだろうな、悩んだっていいじゃないか」と、今回の聴講を通して重くネガティブに捉えていたことを楽な気持ちで考えられるきっかけとなりました。初の参加でしたがとても有意義な時間になりました。本当にありがとうございました!
鈴木さん、レポートありがとうございました!
そして、第4回セミナーは角田市に舞台を移します。
11月4日(土)、伊達ルネ塾ではすっかりおなじみ、角田市西根地区で開催します。
主な内容は、ゲストトークと塾生マイプランの発表&フィードバック。
ゲストには、西根地区の活性化に取り組む「にしね未来プロジェクト」のみなさんをお迎えします。
ぜひご参加ください!
第4回セミナーについて、詳しくはこちらをご覧ください → ★☆★
秋深まり、伊達ルネッサンス塾第4期も折り返し点が近づいてきました。
4回目は、角田市西根地区での開催です。今回のテーマは「アクションを起こそう」。現在全国各地で地域活性化の取り組みが進んでいますが、ここ西根地区でも例外でなく、さまざまなアクションがはじまっています。そんな話を聞きながら、塾生のアクションをさらに深めていきます。
今回も、一般聴講の参加者を募集します。ゲストトークと塾生マイプラン、ぜひ聞きに来てください。お待ちしています!
※チラシでは、4回目の会場は丸森町と記載しておりましたが、今回のゲストやお話しいただく内容の関係から3回目と4回目の開催地を交換しました。あらかじめご了承ください。
★日 時:2017年11月4日(土)13:30~17:30
★会 場:大沼さん邸(角田市高倉関場41)
(地図)https://goo.gl/maps/
★主なプログラム:
○オープニング
○ゲストトーク
・「にしね未来プロジェクト」のみなさん
・尾野寛明塾長(有限会社エコカレッジ代表取締役)
○塾生マイプランの発表とフィードバック
○まとめ
●終了後、交流会を行います(会場同じ)。
★一般聴講参加費:1000円(高校生以下無料)
★交流会参加費:2000円(差し入れ大歓迎!)
★一般聴講の方のお申し込みは、こちらからお願いします。
https://
※お預かりした個人情報は、本セミナーに関する
★お問い合わせは、webページ上部右側の「お問い合わせ」からお願いいたします。
「にしね未来プロジェクト」
2015年10月、角田市西根地区の有志住民によって「地域おこし協力隊事業準備会」が発足、事業導入に向け議論が交わされてきた。2016年7月の協力隊導入後は「にしね未来プロジェクト」と改称し地区の移住・交流人口増加と、隊員との協働を目的とし活動している。
お盆ごろから涼しい日が続き、過ごしやすい日が続いていましたが、2回目を前に暑さが戻ってきました。
そんな中、伊達ルネッサンス塾では3年ぶりの亘理開催となった2回目セミナー。地域のイベントが重なってしまい、17名の参加でしたが、こじんまりとした中にもいろんな話が行きかい盛りだくさんの場となりました。
今回のメニューは、以下の通りです。
○尾野塾長のトーク
○ゲストトーク:
・坂本 一さん(一般社団法人まなびの森 代表理事)
○塾生マイプランの発表・フィードバック
○まとめ
今回のゲスト、まなびの森の坂本さんは以前から伊達ルネッサンス塾には聴講や審査員の立場で参加いただいていましたが、いよいよゲストとして登場です。
学習塾を運営するかたわら、東日本大震災後は仮設住宅集会所での学習支援にはじまり、中学校での学習支援や不登校生徒支援(校内でのフリースクール運営)にも取り組んでいる「まなびの森」。
このような取り組みの根底である「まなびの森」のビジョンは、「ひとのもりをつくる」。「未来に必要な担い手は地域が自らつくり上げる。外に人を求めるよりは、中で育てなければならない」という想いがこめられています。さらに、「それを放棄した地域は、いずれ存続の命脈を絶たれる」とも坂本さんは言います。だからこそ、子どもたちに必要なことは何かを考え、「やりたいこと・やらねばならぬことは意地でもやる」という気持ちが、先に挙げた塾を飛び出しての取り組みにつながったのだと思いました。
また、「まなびの森」の特徴は、かつて塾の生徒であったスタッフが多いこと。中高生時代に塾で学び、大学に入ってアルバイト講師になり、社会人になって数年後に帰ってくるというケースが多いとのこと。最近では、山元町の仮設住宅集会所で学習支援を受けた中学生が大学生になり、山元町の中学校で学習支援にあたっている事例も出ているそうです。これらをまとめて、坂本さんは「人材の地産地消」と話してくれましたが、きっとこれが「まなびの森」のビジョンや進むべき道を共有できているポイントだと感じました。
後半の尾野塾長とのクロストークでは、坂本さん自身もかつて塾の師匠から言われ、今はOBに向けて言っている「いつでも帰ってこい」に尾野塾長が着目。いったん外に出て、その上で帰ってくることの大事さ、そして地域づくりが進んでいるところほどこの点が柔軟であるという紹介がありました。それに対応するように坂本さんからは「OBには、1回外を見てほしいという想いもある。ちなみに現在も数名にアプローチ中」との話がありました。
坂本さんのお話で心に残ったのが「成長を見届けたい。こんな風に変わるんだ、というのを見るのが楽しみ」という言葉。この想いがまわり回って「ひとのもり」というかたちに少しずつなってきているのだと思いました。
後半は塾生マイプランの発表&フィードバック。今回は、それぞれ考えてきた「ビジョン=つくりたい社会・世の中像」と「ミッション=ビジョン実現のために取り組むこと」の発表がメインになります。塾生一人当たり2回の発表で、1回目は塾生2人+聴講参加者で小グループごとに、そして2回目は全体の前で発表を行いました(時間はどちらも6分)。
前回は「人生グラフ」を含めた発表だったので、いわゆる「マイプラン」メインの発表は今回がはじめて。1回目はなかなかペースがつかめずに前半で多くの時間を使ってしまった塾生が多かったです。しかし、その点をフィードバックの時にグループの他のメンバーがうまく質問して引き出していた場面も見られました。
後半の全体の発表では、1回目の経験も生かしてペース配分がうまくできてきたように感じました。そして発表のあとは尾野塾長と坂本さんからのフィードバック。尾野塾長からは、「全般的には、ビジョン・ミッションについては現時点ではよく書けている。それを今後、どのようにプランに落としていくかが大事」というお話がありました。
特にビジョンはマイプランの要となるもの。ここをどうしっかりと固めるかが今後のプランづくりを左右します。次回のテーマは「プランを具体化しよう」。今回考えたビジョン・ミッションをもとにどんなプランがつくられるのか、塾生のみなさんの考えどころです。
第3回セミナーは、内陸へ!
9月23日(土・祝)、「天然藍染 伽藍」(丸森町)にて開催します。
主な内容は、ゲストトークと塾生マイプランの発表&フィードバック。
ゲストは、「(株)小高ワーカーズベース」代表取締役の和田智行さんと、OBゲストとして2期生の谷津智里さんをお迎えします。
ぜひご参加ください!
第3回セミナーについて、詳しくはこちらをご覧ください → ★☆★
1、2回目は海沿いのエリアを進んできましたが、実りの秋は内陸へと入っていきます。
3回目は、丸森町の「天然藍染 伽藍」で開催です。藍染は、染めれば染めるほど「あお」が濃くなっていきますが、塾生のマイプランも深く深く考えていくことで濃くなっていく、そんな場にしていきます。
今回も、一般聴講の参加者を募集します。ゲストトークと塾生マイプラン、ぜひ聞きに来てください。お待ちしています!
※チラシでは、3回目の会場は角田市と記載しておりましたが、4回目のゲストやお話しいただく内容の関係から3回目と4回目の開催地を交換しました。あらかじめご了承ください。
★日 時:2017年9月23日(土・祝)13:30~17:00
★会 場:天然藍染 伽藍(がらん)(丸森町字上滝東26-1)
(地図)https://goo.gl/maps/
※不動尊キャンプ場近く
★主なプログラム:
○オープニング
○ゲストトーク
・和田智行さん((株)小高ワーカーズベース 代表取締役)
・谷津智里さん(伊達ルネッサンス塾2期生)
○塾生マイプランの発表とフィードバック
○まとめ
●終了後、交流会を行います(会場同じ)。
★一般聴講参加費:1000円(高校生以下無料)
★交流会参加費:2000円(差し入れ大歓迎!)
★一般聴講の方のお申し込みは、こちらからお願いします。
https://
※お預かりした個人情報は、本セミナーに関する
★お問い合わせは、webページ上部右側の「お問い合わせ」からお願いいたします。
和田智行さん
株式会社小高ワーカーズベース 代表取締役
福島県南相馬市小高区(旧小高町)生まれ。2005年に故郷にUターン。東京のITベンチャー2社の役員でありながら南相馬の自宅で働くライフスタイルを確立。
東日本大震災では自宅が警戒区域に指定され、家族とともに会津若松市に避難。同市に新設されたインキュベーションセンター勤務を経て、2014年避難区域初のコワーキングスペース「小高ワーカーズベース」事業を開始。その後、震災後では小高区初となる食堂「おだかのひるごはん」(2016年3月閉店)や仮設スーパー「東町エンガワ商店」、ガラスアクセサリー工房「HARIOランプワークファクトリー小高」をオープンするなど、住民帰還の呼び水となる事業の創出に取り組む。
・2014年12月
「AERA」2014年12月29日-1月5日合併号「日本を突破する100人」掲載
・2015年12月
「ふくしまベンチャーアワード2015」 特別賞受賞
・2017年2月
復興庁「新しい東北」復興・創生顕彰 団体部門受賞
株式会社小高ワーカーズベース → ☆★☆
谷津智里さん
伊達ルネッサンス塾2期生
東京都出身。中高大学の10年間演劇部に所属。大学卒業後出版社勤務を経て、2008年に夫の故郷である白石市へ移住し、翌2009年から地元の情報を伝えるミニコミ紙を制作する。並行して2011年9月より3年半「東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業」で宮城県内の現地コーディネートを担当。同事業から発足した「つながる湾プロジェクト」の事務局運営を2015年4月より担当し、現在も継続中。
「その地域らしい暮らし」が各地に残り続けることを願い、上記の活動のほかにも「仙南HAPPY」制作、ドキュメンタリー映画「波伝谷に生きる人びと」沿岸部上映実行委員会、伊達ルネッサンス塾などのローカルプロジェクトに参画し、プロジェクトや人のコーディネートに携わる。また、インタビュー書籍の執筆・編集や各種パンフレット制作、大学生ライターの指導、自治体の移住促進サイトの取材執筆などを行っている。
今年度、伊達ルネッサンス塾と連動して「アドバンス講座」を開催します。塾生、塾生OBを含めた地域で活動する方々向けに、それぞれの活動や団体運営に役立つ知識や技能が身につくような講座を企画します。
第1回のテーマは、「メンタリング・コーチング」。互いを引き出し高め合うために、相手の話を聞き、理解することの大切さを学びます。伊達ルネッサンス塾第2回セミナーの翌日となりますが、多くの皆さんのご参加、お待ちしています!
★日 時:2017年8月27日(日)9:00~12:00
★会 場:天然藍染 伽藍(がらん)
(住所)丸森町字上滝東26-1
(地図)https://goo.gl/maps/
※スカイプでのセミナーとなります。
★講 師:山本未生さん(一般社団法人WIT 代表理事)
★参加費:1,000円
★お申し込みは、こちらからお願いします。
https://goo.gl/forms/
※お預かりした個人情報は、本セミナーに関する
★お問い合わせ
yomoyamacompany★gmail.com
※★を@(半角)に変えてお送りください。
山本未生さん
一般社団法人WIT 代表理事
東京大学教養学部に在学中、マレーシアの孤児院でのインターンを経て、戦略・ネットワーク・資金の不足が、非営利団体のミッション達成を妨げていることを実感。SVP東京のパートナーとして7年間、革新的な社会起業家を「汗と時間とお金の投資」で支援。2011年、東日本大震災を機に一般社団法人WIA(現WIT)を設立。2013年7月より同代表理事。2013年MITスローン・スクール・オブ・マネジメントでMBAを取得。
一般社団法人WIT →→ ☆★☆
第4期開幕!
本セミナーでは4年目にして初の雨天の日となりましたが、逆にあまり暑くなくてちょうどよかったかもしれません。
今回は事前にお知らせしていました通り、塾生と関係者(OBなど)のみでの開催でしたが、19名のご参加をいただきました。塾生のみなさん、半年間よろしくお願いします!
今回のメニューは、以下の通りです。
○伊達ルネッサンス塾第4期開塾にあたって
○ゲストトーク:
・佐藤浩昭さん(伊達ルネ塾2期生)
・堀米萌美さん(伊達ルネ塾1期生)
○ワークショップ「人生グラフ」
○塾生自己紹介とマイプランの発表・フィードバック
○まとめ
まずはゲストトーク。今回は、2人のOBが登場。
1人目は、2期生の佐藤浩昭さん。自宅で古本屋「スローバブックス」をオープンして約1年。あらためて、マイプランのきっかけや開店後のお話をしていただきました。
小さい頃はほとんど本を読んでなかったそうですが、高校時代に1冊の本と出会い、本好きに。その時の体験から、多くの人に本に触れてもらい、本の楽しさを知ったり好きになってほしいという想いがありました。また、地域の書店が少なくなっていることからミニ図書館やミニ本屋があればいいと考え、「そうだ、古本屋だ」となりました。
約1年間やってきて、「本には人と人とをつなぐ力がある」と感じていて、店に来る人だけでなく、イベント出店や取材、本の寄贈など多くのご縁が生まれたそうです。
伊達ルネ塾に関しては、最初は尾野塾長から古本屋のことを聞きたいと思い入塾したそうです。しかし、いろんな人からマイプランに対するアドバイスを受けることで頭の中で漠然としていた想いがだんだんまとまっていき、「スローバブックス」オープンにつながったと話してくれました。
2人目は、1期生で現在は塾の運営メンバーでもある堀米萌美さん。現在、仕事や伊達ルネ塾を含めて4つの活動に関わっています。
このようにさまざまな活動に関わるようになったきっかけは丸森町に数年前に再びできた青年団。ここで活動することで地域のためになるという想いもありましたが、無理なく関われることで、自分なりに少しずつ前に進める感があったのがよかったそうです。
伊達ルネ塾では、さまざまな人たちが交われるようなフェスやマルシェの開催プランを考えました。実現には結び付きませんでしたが、塾で半年考え、悩んだことが今関わっている活動に大いに生きている、と話してくれました。
二人の話で共通していたのは「一人称の『私』」。「私はどう思うか」「自分にできることは何か」、これらを突き詰めていくことが、何かに取り組むはじまりになることを教えてくれました。
今回のテーマは「自分を掘り下げよう」。というわけで、中盤戦は「人生グラフ」に取り組んでもらいました。
「人生グラフ」とは、生まれてから今までをあれこれ振り返り、その時々の良かったことや楽しかったこと、逆に困難だったことやつまらなかったことをグラフの形で表すものです(右の写真参照)。
最初に運営担当より説明と自分自身の人生グラフを紹介してもらったあと、さっそくワーク開始です。参加のOBにも取り組んでもらい、あれこれ迷ったり考えたりしているのか多少静かな時間が流れます。見て回ると、紙の長さが足りずに裏に行ってしまう人も含め、さまざまな形をした人生グラフができました。早く完成したOBに発表してもらっている間に次のプログラムの準備を進め、いよいよ塾生マイプランの発表です。
塾生マイプランの発表。今回ははじめに、人生グラフも見つつ「ロング自己紹介」を先にしてもらい、そのあとにマイプランを発表してもらいました。
自己紹介では、生い立ち的なところから、仕事や趣味について、あるいは今取り組んでいることなど事実だけでなくその時々の気持ちも合わせてお話してもらいました。幼稚園の時にクリスマス劇で「キリストの父」の役をやった人が二人いたなど、意外な共通点も出てきていました。
マイプランの方は、塾生それぞれのこれまでの経験や想いから、それぞれの「やってみたいこと」が出てきました。そのきっかけも、子どもの時の経験に基づくもの、仕事や活動を通して気づいたこと、などさまざま。フィードバックでも、他の塾生やOBからいろんな質問があったり、某OBから「自分のマイプランと何となく似ているところがある」などの感想もありました。
初回なので手探りなところもあったのですが、それぞれ自分のことを振り返ることができ、また塾生同士の相互の理解も深まったのではないかと思いました。
第2回セミナーは、今回の会場からほんの少し北上して、亘理町農村環境改善センター(吉田公民館)で8月26日(土)に開催します。
主な内容は、ゲストトークと塾生マイプランの発表&フィードバック。
ゲストは、「一般社団法人まなびの森」代表理事の坂本一さんです。
ぜひご参加ください!
第2回セミナーについて、詳しくはこちらをご覧ください → ★☆★
本来、プレセミナーは2回の予定だったのですが、ご縁をいただきまして急きょ3回目を開催することになりました。今回は一般社団法人MAKOTOさん主催で、伊達ルネ塾初上陸となる川崎町が会場です。急な決定にもかかわらず、7名の方にご参加いただきました。
メニューはこれまでとほぼ同じで、以下の通りです。
○川崎町での起業支援・定住支援の取り組みについて
(MAKOTO・倉田さんより)
○伊達ルネッサンス塾についての説明
○ゲストトーク:
・小笠原有美香さん(伊達ルネ塾1期生)
・武藤亮平さん(伊達ルネ塾2期生)
○質疑応答/情報交換
○第4期塾生募集について
まずはじめに、MAKOTOの倉田さんより、川崎町での起業支援の取り組みや、今回のプレセミナー開催の目的などについてご説明いただきました。
またこちらからも、伊達ルネ塾のこれまでの取り組みについて説明しました。そして、OBトーク。
まずは1期生の小笠原有美香さんから「地域と関わること」についてのお話。自身の復興支援員の任期終了後、仕事や暮らし方を探していろいろな挑戦をしている現在から感じることについてお話していただきました。
自然食品店で働くも、ワークスタイルが全然自然ではないことに疑問を抱き、丸森町に移り住んだ経緯。町内の耕野地区に配属になり、職場は40~80代がほとんどで、これからの地域をつくる仕事なのに、若い人が全然いない現状に悩む日々。同世代の仲間を渇望し、語り合いたい欲求が高まっていた時に伊達ルネ塾に入り、自身と向き合い、地域と語り合い、今に至るまでの道のりを語る小笠原さんの言葉からは、経験者ならではの厚みと重みを感じることができました。
続いては、2期生の武藤亮平さんです。住民と行政職員が一緒になって、「楽しく地域のことを考えたい」。そんな思いで伊達ルネに入塾し、紆余曲折を経て、武藤さん自身が覚悟を決めたことがきっかけになり「山元はじまるしぇ」を実現させました。
初回から1500人のお客さんに来ていただけただけでなく、出店した地元のお店にお客さんが殺到したり、出店者同士のコラボ商品が誕生するなど、はじまるしぇの効果はじわじわと町中に広がっているそうです。武藤さん自身も、はじまるしぇを通して、役場で生きた仕事ができるようになったと言います。自分の仕事の先に町の人の顔が見えてくる。この仕事が誰にどんな影響があるのか考えるようになった、と。
後半は、それぞれの普段の活動や、今日の感想、また、自身が今感じているテーマや課題などについて、普段なかなか繋がることのできない地域の方たち同士でたくさんの情報交換をすることができました。
またプレセミナー終了後は、川崎町民のみなさんおすすめの居酒屋「ひょうたん」にてさらに交流を深めました。地域ならではのお店に伺えるのも、また醍醐味。
川崎のみなさん、このたびはご縁をいただきましてありがとうございました!
今週末に1回目のセミナーを控えたところですが、第2回セミナーの告知です。
2回目は、3年ぶりの亘理町開催!
そ・し・て、お待たせしました!
2回目のセミナーからは、これまで通り一般聴講の参加者を募集します。ゲストトークと、1回目のセミナーを経ての塾生のプラン、ぜひ聞きに来てください。
まだまだ暑い中の開催となると思いますが、暑さに負けない熱い雰囲気で開催します。セミナーのみ、交流会のみのご参加も大歓迎ですので、多くの皆さんのご参加、お待ちしています!
★日 時:2017年8月26日(土)13:30~17:00
★会 場:亘理町農村環境改善センター(吉田公民館)
(住所)亘理町吉田字大塚185
(地図)https://goo.gl/maps/jfNmzrkcEHq
※JR常磐線浜吉田駅より徒歩10分
★主なプログラム:
○オープニング(尾野塾長から)
○ゲストトーク
・坂本 一さん(一般社団法人まなびの森 代表理事)
○塾生マイプランの発表とフィードバック
○まとめ
●終了後、交流会を行います。
・会場:ごはんと麺の店 見晴
★一般聴講参加費:
・セミナー:1,000円
・交流会:参加者で割り勘します
★一般聴講のお申し込みは、こちらからお願いします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/02961d12523011
※お預かりした個人情報は、本セミナーに関する
★お問い合わせは、webページ上部右側の「お問い合わせ」からお願いいたします。
坂本 一さん
一般社団法人まなびの森 代表理事
1965年神奈川県生まれ、10歳の時に村田町に移住。東北大学経済学部卒業後、東京で会社勤めをしたのち、1991年角田市にて塾を開設。以来25年間「塾屋」を主たる稼業としている。2011年春、塾出身の若者2人と新しい塾「まなびの森」の立ち上げ準備中に東日本大震災が起こったが、混乱の中で教室を立ち上げ、並行して山元町で学習支援活動を開始。同年12月一般社団法人化し、仮設住宅の集会所から中学校の教室まで活動の場を広げ、重層的な学習支援の枠組みを作り出してきた。
団体の名称は「ひとのもりをつくる」という想いが込められている。人口流出や少子高齢化が急速に進む地域にあって、将来を担う「ひと」は地域自らが意識して育て上げなければならないとの想いがあり、「ひとのもりをつくる」ことで微力ながら地域社会の再生産に貢献したいと考えている。
また、伊達ルネッサンス塾第3期最終発表会では審査員を務めた。
まなびの森Facebookページ → ☆★☆
いよいよ第4期が始まります。
塾の聴講を楽しみにしている方も多いかと思いますが…、
第4期の1回目は、新たなチャレンジとして塾生+関係者(OBや事務局など)のみの参加で開催いたします。
第3期まで取り組んできて、最初の段階で塾生の内面をもう少し掘り下げたいという運営側の想いがあり、このような形をとらせていただきました。
楽しみにしていた方にはまことに申しわけないのですが、2回目以降は例年通り聴講での参加を募集いたしますので、今しばらくお待ちください。
★日 時:2017年7月29日(土)13:30~17:00
★会 場:山元町内某所
★主なプログラム:
○オープニング(伊達ルネ塾第4期の開塾にあたって)
○ゲストトーク
・佐藤浩昭さん(伊達ルネ塾2期生)
・堀米萌美さん(伊達ルネ塾1期生/伊達ルネ塾事務局)
○自分を掘り下げるワーク
○ワークのまとめ及びマイプランの発表
○まとめ
佐藤浩昭さん
伊達ルネッサンス塾2期生。
自然豊かな丸森町耕野地区、築90年の家で持続可能な生活を模索中。自宅に、食・健康・農・暮らしなどに関する本を中心に扱う古本屋「スローバブックス」を開き、ゆったり、のんびりできるスペースを提供するとともに各所のイベントにも出店している。
塾生時代のマイプランは「ロバのいる古本屋」。伊達ルネ塾修了後探し求めていたロバが最近ついにやってきて、ロバも交えた暮らしを実践中。
○スローバブックスについてはこちら → ○●○
堀米萌美さん
伊達ルネッサンス塾1期生。
東日本大震災後、沿岸部でのボランティアや、まるもり町青年団「Re:birth」での活動などに取り組んできた。
現在は、地元である角田市西根地区の地域おこし協力隊導入プロジェクトにも関わっている。
伊達ルネッサンス塾第3期より、事務局メンバーとして運営を担当している。
何と、急きょ3回目のプレセミナーを開催することになりました。会場は、川崎町に最近できた「みやぎ川崎コワーキングビレッジ『SPRIN
すでに塾生になりたいと考えている方、まだ迷っている方。地域での活動に関心を持っている方、そもそも伊達ルネッサンス塾って何なんだ?という方。そんな皆さんをお待ちしています!
プレセミナーは今回がラスト!これまで来られなかった方も、ぜひお越しください。
なお、プレセミナーに参加したら塾生にならなければいけない、ということはありませんので、お気軽にご参加ください!
★日 時:2017年7月8日(土)14:00~16:00
※終了後、1時間程度交流会を行います。
★会 場:みやぎ川崎コワーキングビレッジ「SPRIN
地図:https://goo.gl/maps/
施設詳細:http://
☆プログラム:
○伊達ルネッサンス塾の説明
○ゲストトーク(OB2名を予定)
○質疑・ワークショップ
○交流会
★参加費:プレセミナーのみ参加の方は無料
交流会参加の方は500円
★お申し込みは、こちらからお願いいたします。
https://
★その他
・7月4日(火)に相談会を開催しますので、こちらもどうぞ。
・プレセミナーに参加できなくとも塾生に応募できます。開催後にはWebページやFacebookで報告しますので、ご参考にしてください。
・お問い合わせはこちら:https://goo.gl/LnfdpT
★助成:宮城県「平成29年度みやぎ地域復興支援助成金
2回目のプレセミナーは平日夜の開催。大雨の中、どれだけ参加者がいるか心配されましたが、何と1回目より多い25名のみなさんにご参加いただきました。
2回目のメニューは1回目とほぼ同じで、以下の通りです。
○伊達ルネッサンス塾についての説明
○ゲストトーク:
・武藤亮平さん(伊達ルネ塾2期生)
・泊 昌史さん(伊達ルネ塾3期生)
○グループワーク
○第4期塾生募集について
今回のゲストトークは、山元つながりで2人のOBが登場。
1人目は、2期生武藤さん。山元町役場に勤務するかたわら、「山元はじまるしぇ」の運営メンバーとしても活動しています。
武藤さんが伊達ルネ塾に参加したきっかけは、町職員でありながら知り合いが少なく、山元で仲間がほしかったこと。若手中心のメンバーで山元のことを考え、話し合う会を数回行った中で参加者から出た「マルシェやろう」。この言葉が、すべてのはじまりになりました。
そして伊達ルネ塾の最終発表会から3週間後、1回目の「はじまるしぇ」が開催され、1500人が来場、さまざまな反響をもたらしました。今年10月には3回目の開催も決まり、運営メンバーやボランティアで関わる人、出店者も着々と増えてきて、山元のイベントとして定着しつつあります。
伊達ルネ塾や「はじまるしぇ」に関わって、仕事にもよい影響があったという武藤さん。このような活動を続けるヒントとして「まず自分たちがおもしろくないと、楽しくないとダメ」と話してくれました。
○山元はじまるしぇFacebookページ → ★
○武藤さんのお話はこちらでも読めます → ☆
2人目のゲストは、3期生の泊さん。
新卒で入った会社の仕事で昨年山元町に移住してきた泊さん。仕事もはじめて、一人暮らしもはじめてでどうしたら良いか分からない時に伊達ルネ塾に出会いました。伊達ルネ塾を通して、山元内外のいろんな人たちとつながることができ、相談することでサポートや協力を得て、何とかやってこれたそうです。
マイプランは、山元でのスタンプラリーの開催。最初はプランといってもあまり形になってなかったそうですが、回ごとに繰り返し話すことで徐々に固まっていき、今年3月には実施にまでこぎつけました。
話の最後に伊達ルネ塾のメリットとして「職場ではできない、さらに深い人間関係ができる」ことを挙げてくれました。移住したてで、一から関係を築いてきた泊さんならではの言葉、伊達ルネ塾の特徴をとても表しているなと感じました。
後半はグループワーク。参加者が4人一組になり、自己紹介、ゲストトークの感想、そして「自分が今、取り組みたいこと」を発表しあいました。
今回の発表時間は1人あたり5分。時間が余ったら他の3人から質問をしてもらう形で進めましたが、筆者の入ったグループのメンバーはいずれも5分を自分の話で使い切りました。その内容も、それぞれのこれまでの経験から「こんなことをやってみたい」「こうできたらいいな」とすごいなーと思うものばかりでした。
時間が足りなかった人もいたようで、プレセミナーが終了したあとも会場に残って話を続ける方々もいるなど、いい対話の場になったのではないかと思いました。
伊達ルネッサンス塾では、現在第4期の塾生を大募集しています!
県南地域で「何かにチャレンジしたい」「こんなことをやってみたい」という想いのある方の応募をお待ちしています!
★塾生募集についてはこちらから→【塾生募集】
また、お問い合わせ、ご相談も受け付けています。お気軽にどうぞ。
今期はプレセミナーを2回開催しますが、そのほかに事前相談会を3回実施します。
「プレセミナーに行けなかった」
「プレセミナーに行ったけど個別に聞きたいことがある」
「塾で得たこと、またたいへんだったことは何?」
「伊達ルネ塾について、いちから教えてほしい」
などなど、伊達ルネ塾や県南での活動に関心のある方、経験豊富なスタッフ・塾生OBがお待ちしていますのでぜひお越しください!
なお例によって、相談会に来たら塾生にならなければいけない、ということはありませんので、お気軽にご参加ください!
○6月15日(木)13:00~15:00
会場:コワーキングスペースGomboppa(角田市)
地図:https://goo.gl/maps/QR8QM2P8wXw
○6月24日(土)13:00~15:00
会場:Petite Joie(プチット・ジョア)(山元町)
地図:https://goo.gl/maps/crMq3eEWYhr
○7月4日(火)19:00~21:00
会場:がらん(丸森町)
地図:https://goo.gl/maps/sky4MVPFd3k
★その他
・事前申し込み不要、時間内出入り自由です。
・プレセミナー・相談会に参加しなくとも塾生に応募できます。開催後にはWebページやFacebookで報告しますので、ご参考にしてください。
24名が参加した角田でのプレセミナーに続き、丸森でも開催します!
すでに塾生になりたいと考えている方、まだ迷っている方。地域での活動に関心を持っている方、そもそも伊達ルネッサンス塾って何なんだ?という方。そんな皆さんをお待ちしています!
前回参加した方も、場所とゲストが変わるとまた変わった雰囲気でいろいろお伝えできますので、ぜひどうぞ。
なお、プレセミナーに参加したら塾生にならなければいけない、ということはありませんので、お気軽にご参加ください!
★日 時:2017年6月21日(水)19:00~21:00
★会 場:舘矢間まちづくりセンター
地図:https://goo.gl/maps/yx7vCTtkhTr
(丸森駅より徒歩10分)
☆プログラム:
○伊達ルネッサンス塾の説明
○ゲストトーク
・泊 昌史さん(伊達ルネッサンス塾3期生)
・武藤亮平さん(伊達ルネッサンス塾2期生)
○質疑・フリートーク・ワークショップ
★参加費:無料
★お申し込みは、こちらからお願いいたします。
https://
★その他
・今年度は、プレセミナーのほかに事前相談会を3回開催します。今回ご参加できない方、あるいは個別に聞きたいことがある方、ぜひ足を運んでください。
・プレセミナーに参加できなくとも塾生に応募できます。開催後にはWebページやFacebookで報告しますので、ご参考にしてください。
伊達ルネッサンス塾の第4期がスタート!
今期も塾生をはじめとする伊達ルネ塾に関わるすべての皆さんと一緒に考え、いろんなアクションを起こしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします!
さて、プレセミナー1回目、メニューは以下の通りです。
○伊達ルネッサンス塾についての説明
○ゲストトーク:
・尾野寛明塾長(有限会社エコカレッジ代表取締役)
・小笠原有美香さん(伊達ルネ塾1期生)
○グループワーク
○第4期塾生募集について
今回のゲストトークは、何といきなり尾野塾長が登場。
初参加の方も多かったので、まずは仕事のお話から。古本屋で起業、ひょんなことから島根に会社を移転、さらには障がい者雇用を始め、古本屋の業務だけでなく地域で担い手が不足している仕事にも取り組むーなどなど。さらに4月からは、特別支援学校の新卒者をはじめて雇用したそうです。
後半は伊達ルネ塾について。起業しなくてもよい塾(してもよい)という前提で、「半年間の塾で、自分の現状や取り組み、悩みなどを語りまくる」「短い期間での軽いハードルを設定し、それをクリアしながらプランを膨らませる」ことの大事さ。そして、そのようにして鍛えるのは「プラン半分、自分半分」。自分自身やプランのことを分かりやすく、魅力的に話せるようになってほしいと話してくれました。
2人目のゲストは、1期生の「おがちゃん」こと小笠原有美香さん。
当時丸森町耕野地区の復興支援員だったおがちゃんが伊達ルネ塾に入ったきっかけは、「同世代の人と会いたい」「仕事や地域のことを熱く語りたい」ことでした。発表会では「人(特に若者)が集まる場をつくる」プランを発表しました。
修了後は、地域でイベントを開催してきましたが、その中でもよかったこと、大変だったこともあったようです。伊達ルネ塾も含めてこれまでの取り組みで学んだこととして、「ビジョン・ミッションの大切さ」「理想は高くてもいいけど地道な積み重ねが大事」を挙げてくれました。
今の生活を「多拠点居住」と話してくれたおがちゃん。この点では尾野塾長を超えましたが、今後どんなアクションを起こしてくれるか楽しみでもあります。
後半はグループワーク。参加者が3人一組になり、自己紹介、ゲストトークの感想、そして「自分が今、取り組みたいマイプラン」を発表しあいました。ちなみに「マイプラン」とは、塾生が地域に対する自分の想いや考え、取り組みたいことをまとめた計画書のようなものです。
今回は時間が少なかったため、1人あたりの発表時間が3分と短かったですが、目いっぱい使って発表する人あり、少し抑えて後半は質問してもらながら話を広げる人ありと、いろんな様子が見られました。
というわけでプレセミナー@角田は終了しましたが、今回来れなかった方のために、もう1回実施します。
【プレセミナー@丸森】
○日時:6月21日(水)19:00~21:00
○会場:舘矢間まちづくりセンター
○お申し込みはこちらから↓
https://
そして、現在第4期の塾生を大募集しています!
県南地域で「何かにチャレンジしたい」「こんなことをやってみたい」という想いのある方の応募をお待ちしています!
★塾生募集についてはこちらから→【塾生募集】
それぞれ、お申し込み・ご応募お待ちしています!
お待たせいたしました!
伊達ルネッサンス塾第4期、いよいよはじまります。
開催に先立ちまして、今年も説明会を兼ねたプレセミナーを行います。
すでに塾生になりたいと考えている方、まだ迷っている方。地域での活動に関心を持っている方、そもそも伊達ルネッサンス塾って何なんだ?という方。そんな皆さんをお待ちしています!
なお、プレセミナーに参加したら塾生にならなければいけない、ということはありませんので、お気軽にご参加ください!
★日 時:2017年6月4日(日)18:30~20:30
★会 場:コワーキングスペース
Gomboppa
地図:https://goo.gl/maps/aBc8dW9QPmN2
(角田駅より徒歩3分)
☆プログラム:
○伊達ルネッサンス塾の説明
○ゲストトーク
・小笠原有美香さん(伊達ルネッサンス塾1期生)
・尾野寛明塾長(伊達ルネッサンス塾塾長)
○質疑・フリートーク
★参加費:無料
★お申し込みは、こちらからお願いいたします。
https://
★その他
・今年度は、プレセミナーを2回開催します。2回目は、丸森町で行いますので、今回ご参加できない方も、次回ご参加ください。
・プレセミナーに参加できなくとも塾生に応募できます。開催後にはWebページやFacebookで報告しますので、ご参考にしてください。
小笠原有美香さん
伊達ルネッサンス塾1期生
尾野寛明塾長
有限会社エコカレッジ代表取締役
伊達ルネッサンス塾第4期の日程が、以下のとおり決定しました。
詳細は後日となりますが、まずはスケジュール帳にメモしておいてください。
【プレセミナー】
・1回目 6月4日(日)@角田
・2回目 6月21日(水)@丸森
・その他、事前相談会を数回開催します。
【本セミナー】
・1回目 7月29日(土)@山元
・2回目 8月26日(土)@亘理
・3回目 9月23日(土)@角田
・4回目 11月4日(土)@丸森
・5回目 12月2日(土)@山元
・マイプラン発表会 2月3日(土)@角田
今期も、伊達ルネッサンス塾へのご参加や応援、どうぞよろしくお願いいたします。
6月25日(土)のプレセミナーで開幕した第3期も最終発表会を残すのみ。ちょうど8ヵ月間、これまでよくぞ走ってきたものだと自分ながら感心しています。この日も好天で、日なたは2月とは思えない暖かさ。開幕時点では冬将軍の心配もしていたのですが、第3期はこの点でも恵まれていました。
会場は舘矢間まちづくりセンター。朝から事務局やOBが準備を行うかたわら、塾生がリハーサルを進めます。そして昼過ぎには近くは車で5分圏内から、遠くは新潟や東京からも参加者が着々と集い、いよいよ最終発表会が始まります。
さて、今日の主なメニュー。
○オープニング
○塾生マイプランの発表
★審査員
・糸原るいさん(株式会社メデュアクト)
・加藤あけみさん(丸森町子育て定住推進課 課長補佐)
・坂本 一さん(一般社団法人まなびの森 代表理事)
・尾野寛明さん(伊達ルネッサンス塾 塾長)
○リフレクション(参加者同士の感想共有など)
○ゲストセミナー
・糸原るいさん(株式会社メデュアクト)
○各賞発表・表彰・講評
○交流会
はじめに諸説明や第3期のこれまでを振り返ったのち、さっそく塾生マイプランの発表に入りました。各塾生のマイプランのタイトルと概要は以下の通りです。
○泊 昌史さん「スタンプラリーの美学」
昨年7月に山元町に移住し、町をめぐるスタンプラリーの企画ができるまでのお話。
○橋本鮎子さん「一隅を照らす」
味噌やしょうゆなどを手づくりするグループ「てまめ会」を、人が出あい、つながる場に。
○星みのりさん「私はワタシ。」
「地域」と「自分」の間でプランが揺れる~現時点で、自分が到達した想いとは。
○念佛明要さん「仙南版画屋台」
居場所ではなく、そこに居られる状況をつくることで見えてくる「ひとりぼっち」と「地域」の関わり方。
※仕事の都合で欠席のため、事務局が代理で発表。
○目黒太規さん「田舎×○○」
「田舎をもっとワクワクさせよう!」と、「田舎×○○」の可能性を探り続けた1年間。
※私事の都合で欠席のため、事前に撮った動画で発表。
○関根孝幸さん「偶然の出会いが人生に変化をもたらす」
伊達ルネ塾の課題で話を聞きに行った洋菓子店。ここでの出会いによって、気づいた本当のマイプラン。
○菊地るみさん「地域に出ると何かが起こる」
地域の楽しさを知ることで人生が豊かになる。まずは一歩踏み出してみることの大切さ。
文字で書くと簡単に見えますが、塾生がそれぞれ半年間「自分」と向き合い、自分の活動エリア・居住地や自分の出身地などの「地域」と向き合ってつくりあげてきたマイプラン。プランを考え抜いたり、行動に移してきた塾生の言葉に、参加者の皆さん、聞き入っていました。また、4名の審査員の皆さんからは、質問を通しての発表内容の深掘り、励ましやアドバイスをいただき、塾生もあらためて考える機会にもなりました。
全塾生の発表終了後は、投票の時間。参加者が最も印象に残ったり、応援したいと考えたマイプランを1つ選びました。この投票結果も表彰に反映されるため、誰を選ぶか迷っていた方もいたようでした。
そして、審査会の間にはリフレクションの時間を持ちました。3~4人のグループに分かれ、塾生の発表を聞いての感想や、自分の中から出てきた「こんなことしたい」という想いを共有しました。初の試み、どうなるかと思いましたが、話し始めると止まらなく、あっという間に時間が過ぎたようでした。
後半は、審査員も務めていただいた糸原るいさん(株式会社メデュアクト)によるゲストトークです。
島根県出雲市出身の糸原さんは地元の大学を卒業後、仕事のかたわら雲南市で始まった地域づくり実践塾「幸雲南塾」(伊達ルネ塾の姉妹塾でもあります)の第1期を受講します。高齢化が日本の25年先を進んでいると言われる雲南市で、次世代の地域を担う若者育成を目指した幸雲南塾は、継続した取り組みも生まれて成果も徐々に現れてきました。
しかし「一人で活動するのが難しい」という卒業生の声から、「応援してくれる仲間の存在が大事」なことに気づきます。そこで、受講生や卒業生のチャレンジを応援する団体「おっちラボ」(のちにNPO法人化)が設立され、2014年度(第4期)からは幸雲南塾の事務局も担っています。
「自分も応援したい!」という想いを持っていた糸原さんは、のちに「おっちラボ」に加わります。そして幸雲南塾の運営や、地域で活動する若者を地域や専門家とつなぐことで、若者のチャレンジを推進してきました。
幸雲南塾をこれまで6年間続けてきての地域の変化として、糸原さんは「当初は若者のみの取り組みだったのが、すべての年代~子どもたちから、大人、ずっと年上の世代まで~にチャレンジが広がり、さらにこれらの連鎖が起こっている」ことを挙げてくれました。実際、今年度の最終発表会では高校生や大人たちの出番もあり、ともに地域のことを考えたそうです。このような「子ども」「若者」「大人」それぞれのチャレンジの連鎖から6つのプロジェクトが生まれ、雲南市の施策にも取り入れられています。
糸原さん個人としては、昨年から株式会社メデュアクトに移り、中小企業のコンサルティングに取り組んでいます。そこには、地域に貢献できる専門スキルをさらに磨きたいという想いがあり、糸原さん自身にとっても新たなチャレンジと言えると感じました。
最後に糸原さんの言葉から―
「地域づくりの現場にいて感じたのは、『個人のやりたいこと』と『地域のニーズ』の両方を満たさないと活動は長続きしない」。
よく言われることですが、どちらかだけだとバランスが崩れたり想いが空回りしてしまいます。これまで、受講生そして運営側として幸雲南塾に関わり、さまざまな経験を積んできた上でのこの言葉、これから活動を進める人にとってはとても大事だと思いました。
最後に、審査結果の発表と表彰です。
まず、参加者の投票による「共感賞」は、菊地るみさん。
続いて、「審査員特別賞」は、橋本鮎子さん。
最後に、「最優秀賞」は、関根孝幸さん。
がそれぞれ選出されました。
関根さんのコメントで印象的だったのは、「危機を感じた時こそ、自分の力が出る」というもの。「これでいいや」と思った時もあったそうですが、「いやいや、他の塾生たちもきっとあれこれ(マイプラン以外も含めて)頑張っている」と思い直し、マイプランを深めていったからこそ、出た言葉だと思います。
そのあと、塾生全員に修了証が贈られ、第3期の最終発表会は終了しました。その後の大交流会も大いに盛り上がったことは言うまでもありません(笑)。
最後に…。
塾生の皆さん、半年以上もの長い間、おつかれさまでした。しかし、本当のスタートはこれからです。何かで行き詰ってしまった時があったら、伊達ルネ塾第3期のことを、伊達ルネ塾で出会った仲間たちのことを思い出してください。そうすることで、何か光が差し込むかもしれません。
そして、次のチャレンジャーになる皆さん、心に秘めた想いをかたちにしてみませんか。伊達ルネッサンス塾は、想いをかたちにしようと一歩踏み出す人を応援していきます。さあ、次はあなたの出番です。
最後の最後に…。
ゲストを引き受けていただいた方々、会場を提供してくれた方々、セミナーにご参加いただいた皆さん、その他伊達ルネッサンス塾第3期にご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。皆さんのおかげで、第3期、無事に終了いたしました。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
これにて、伊達ルネッサンス塾第3期は終了です。
皆さん、またお会いできるまで、しばしお待ちください。
1月になりました。これまで伊達ルネッサンス塾のセミナーは年内に終わっていたため、年を越すのは初めてとなります。ある意味未体験ゾーンにはいるわけですが、早春に待ち受ける最終発表会に向け、寒さや雪に負けず力を蓄える季節となります。
といっても、この日は天気もよく、会場の合戦原学堂には光が差し込み、時間によっては暖房いらず。そういえば、第3期のセミナーは夏は暑く秋は暖かい日ばかりだったな、とふと思い返しつつ、5回目のセミナーが始まります。
さて、今日の主なメニュー。
○塾長トーク:
・尾野寛明さん
(伊達ルネッサンス塾 塾長/
有限会社エコカレッジ 代表取締役)
○塾生マイプランの発表とフィードバック
今回のトークは、満を持して尾野塾長が登場。尾野さんといえば、「過疎と戦うインターネット古書店」というキャッチフレーズがおなじみです。しかし近年は、障がいを持った方の就労支援にも取り組んでいます。
そのきっかけは、地元の施設から職場実習の受け入れを始めたこと。はじめはレジや書庫の整理作業が中心だったそうですが、パソコンができる実習生がいると聞いて、その後は蔵書管理や出品などパソコンを使う作業もやってもらうようになりました。古本屋の仕事は本と向き合う時間が多く、仕事内容や量などを個人に合わせて設定できることから、「古本×就労支援」の掛け合わせに一つの可能性を感じました。その後、障がいを持った方の雇用を始め、のちに就労継続支援A型事業所の認可(中山間地では日本初)を受け、今に至っています。
現在事業所では古本だけでなく、地域で担い手が不足している仕事も請け負っています。例えばキャンプ場での作業や耕作放棄地再生の手伝い、干し柿づくりは、決まった季節や年間数十日だけ人手が必要だそうで、リクエストに応じて事業所から人を出しています。また最近では、昔ながらの仕事で、取り組む人がいない・少ないものも地域から依頼されていて、例えば和紙の材料となるコウゾの栽培や東大寺の修行僧のわらじづくり(シェア100%!)、さらに今後に向けてみそづくりの技術を学んでいるそうです。
このように、地域で人手が不足していた仕事に延べ2,000人分(20人×100日分)の働き手を出すことで、地域の困りごとの解消にも一役買ってきました。
今回のセミナーのテーマ「自分だけのマイプランへ」。
冒頭の「過疎と戦うインターネット古書店」「古本×就労支援」のように、意外なものを掛け合わせること。そして、地域にはいろんなネタや課題がたくさん落ちていて、それを見つけ、拾っていくこと。
この2つが合わさって、さらにどの掛け合わせが自分にできるか、必要とされているかを考え抜くことで「自分だけ」のマイプランに近づけるのだと感じさせてくれる、尾野さんのお話でした。
後半は、塾生のマイプラン発表とフィードバック。
今回塾生は2回発表。最終発表会の雰囲気も味わえる大広間と、塾生だけの小部屋の2ヵ所に分かれます。発表時間は最終発表会と同じ7分間で、そのあと18分間のフィードバックタイムが設定されました。
4回目セミナー(11月)のあとに、尾野さんも交えたブラッシュアップ会を経てさらに手直しされた塾生のみなさんのマイプラン。だいぶ言いたいことが整理されたり、強調されるようになってきました。しかし、発表後のフィードバックでは尾野さんから良くなった所を示されながらも、「ここをこうしたらもっと良くなる」とさらなる修正点や改善点が指摘されました。そして今回は、地元山元からの聴講参加が多かったのですが、初めてプランを聞く方も多く「すごい!」という声の中にも、鋭い質問やアドバイスが多く出て、塾生がハッとする場面も見られました。
一方、塾生の小部屋では、大広間で発表中の塾生を除いて、それぞれのプランがよりよくなるよう頭をひねっていました。その合間に、最近取り組んだことや「これからこんなことしたい」などの話も出ていました。
こうして5回目のセミナーが終了し(ある塾生に、交流会でもう一回発表するという課題が出ましたが)、ついに残すは最終発表会を残すのみとなりました。
暑い夏、実りの秋を経て力を蓄える冬。ずっと塾生と一緒に走ってきて、想いや考え、マイプランの変化を見てきた者としては、蓄えてきたものを生かして、最終発表会でどのような発表がなされるのか、今から非常に楽しみです。
ぜひ多くのみなさんにご参加いただいて、塾生の想いやマイプランを聞いてほしいと思います。
7月に開講し、4回目まで終了した伊達ルネッサンス塾第3期。マラソンに例えると30キロを過ぎてつらいところですが、このつらさを乗り越えて終盤に一気に成長する塾生たちの姿をこれまで見てきました。塾生たちにとって、一つの目標となるのが「最終発表会」です。
最終発表会では、塾生たちが地域のみなさんに向けて、磨き上げてきたマイ
塾生たちの、卒業でありスタートとなるこの日。
塾生たちのマイプランを触媒に、これからの仙南、そしてそれぞれが暮らす地域のことを一緒に考えましょう。そこから仙南の未来が変わっていく第一歩、ぜひ体感しに来て
多くのみなさんのご参加、お待ちしています!
【随時、情報を更新していきます】
★日 時:2017年2月25日(土)13:00~17:30
★会 場:舘矢間まちづくりセンター
(丸森町舘矢間舘山字大門148-1)
(地図)https://goo.gl/maps/QaQ1ZFXNTQQ2
★主なプログラム:
○オープニング
○塾生マイプラン発表
○ゲストセミナー
○審査結果発表・表彰
○クロージング
●終了後、交流会を開催します。
・時 間:最終発表会終了後準備でき次第~20:00ごろ
・会 場:舘矢間まちづくりセンター(最終発表会と同じ会場)
・差し入れ大歓迎です!!
★審査を行っていただくみなさん
・糸原るいさん(株式会社メデュアクト)
・加藤あけみさん(丸森町子育て定住推進課 課長補佐)
・坂本 一さん(一般社団法人まなびの森 代表理事)
・尾野寛明さん(伊達ルネッサンス塾 塾長)
★参加費:
・最終発表会:1,500円(高校生以下無料)
・交流会:2,000円
★お申し込みは、こちらからお願いいたします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/0314df0d481371
※締め切り:2月22日(水)
★会場へのアクセスについて
○地図→https://goo.gl/maps/QaQ1ZFXNTQQ2
○お車でお越しの方
会場の駐車場に車をお止めください。
○電車(阿武隈急行)でお越しの方
仙台・槻木方面→丸森駅に11:58、12:55着
福島方面→丸森駅に11:41、12:52着
↓
丸森駅から徒歩10分
☆主 催:伊達ルネッサンス塾実行委員会
☆助 成:平成28年度みやぎ地域復興支援助成金
☆お問い合わせ
こちら(お問い合わせフォーム)までお願いします。
糸原るいさん
株式会社メデュアクト マネジャー/幸雲南塾1期生/准認定ファンドレイザー
1987年島根県出雲市生まれ・在住。2010年に島根大学を卒業後、NHK松江放送局、島根県中小企業団体中央会での勤務のかたわら、2011年度より島根県雲南市で始まった「幸雲南塾~若者チャレンジ講座~」に1期生として参加した。その後、同じく1期生の矢田明子さん(NPO法人おっちラボ代表理事)が立ち上げたNPO法人おっちラボに2014年8月より加入。若者チャレンジコーディネーターとして幸雲南塾の運営を手掛けたのち、2016年4月に株式会社メデュアクト(本社:島根県雲南市)へ転職した。2011年に東京から同市へIターンした社長と2人で「地域を経済、心の両面から元気にする」をビジョンに掲げ、東京、島根を拠点に、高齢化社会に挑む医療機関・中小企業を支援する経営コンサルティング事業を行っている。
株式会社メデュアクト
http://meduact.com/
加藤あけみさん
丸森町子育て定住推進課 課長補佐
1964年丸森町生まれ。東北学院大学文学部英文学科卒業。丸森町役場入庁後、民生課、総務課、会計課、農業委員会を経て観光課でのべ11年勤務ののち、現職。
観光課では、観光協会と物産振興協会の再編や、町の観光計画作成などを担当。イベント関連では、「齋理幻夜」「齋理屋敷開館25周年企画『昭和88年まぼろし横丁』」など齋理屋敷に関わるイベントの企画・開催や、「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」に関わりました。また、東日本大震災後には町を元気づけるため「1000人でまるもりダンス」を企画、実施した。
町民自らが「自分たちがやった、やりきった」という達成感を持てるようにかたわらで支えることを基本スタンスとして、町民の主体的な想いを大切にして業務にあたっている。
坂本 一さん
一般社団法人まなびの森 代表理事
1965年神奈川県生まれ、10歳の時に村田町に移住。東北大学経済学部卒業後、東京で会社勤めをしたのち、1991年角田市にて塾を開設。以来25年間「塾屋」を主たる稼業としている。2011年春、塾出身の若者2人と新しい塾「まなびの森」の立ち上げ準備中に東日本大震災が起こったが、混乱の中で教室を立ち上げ、並行して山元町で学習支援活動を開始。同年12月一般社団法人化し、仮設住宅の集会所から中学校の教室まで活動の場を広げ、重層的な学習支援の枠組みを作り出してきた。
団体の名称は「ひとのもりをつくる」という想いが込められている。人口流出や少子高齢化が急速に進む地域にあって、将来を担う「ひと」は地域自らが意識して育て上げなければならないとの想いがあり、「ひとのもりをつくる」ことで微力ながら地域社会の再生産に貢献したいと考えている。
尾野寛明さん
伊達ルネッサンス塾 塾長
有限会社エコカレッジ 代表取締役
2017年、新年早々のセミナーとなる5回目は、伊達ルネ塾・冬の陣のはじまりです。これまで試行錯誤しながら考えてきたマイプランをとことん磨き上げ「自分だけのマイプラン」にしていくこと。その想いや考えを自分の中だけにとどまらせずに、多くの人に分かってもらい共感を得るには?を考えること。この2つがポイントになります。
今回も、一般聴講での参加者を大募集します!
地域づくりに興味のある方や「塾生のマイプラン、どんな内容だろう」という方もぜひご参加ください。
★日 時:2017年1月7日(土)13:30~17:00
★会 場:合戦原学堂(山元町高瀬字合戦原30-5)
(地図)https://goo.gl/maps/6oxLhoZH74Q2
★主なプログラム:
○塾長トーク
・尾野寛明さん
(伊達ルネッサンス塾塾長/
有限会社エコカレッジ代表取締役)
○マイプランの発表とフィードバック
●終了後、交流会を開催します。
・時 間:セミナー終了後準備でき次第~20:00ごろ
・会 場:交流拠点「なわっしょ」
(地図)https://goo.gl/maps/KNq9kEHCFs42
・差し入れ大歓迎です!!
★参加費
・セミナー:1,000円
・交流会:2,000円
★お申し込みは、こちらからお願いいたします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/b425432d481369
★会場へのアクセスについて
○車でお越しの方
会場の駐車場は台数に限りがありますので、満車の場合は「なわっしょ」(交流会会場)の駐車場に車をお止めください。
○公共交通手段以外に移動手段のない方
事前に、事務局までお知らせください。
☆お問い合わせ先
こちら(お問い合わせフォーム)までお願いします。
尾野寛明さん
伊達ルネッサンス塾塾長/有限会社エコカレッジ 代表取締役
1982年生まれ。学生時代の2001年に東京都文京区でネット古書店を起業し、2006年に本社をまるごと島根県邑智郡川本町に移転。ITを活用した商店街のまちおこしと、障がい者雇用を目指す古書店を経営している。そのかたわら、全国各地で「地域づくり実践塾」に参画し、子育てママや普通のサラリーマンでも空き時間に気軽に無理なく地域づくりに携われるしくみづくりを行っている。
伊達ルネッサンス塾においては立ち上げから参画し、第1期より塾長を務める。
11月に入ると朝夕は冷え込んできて、ちょっとした冬の訪れも感じさせますが、この日は日差しも差し込んで小春日和の一日となりました。
今回の会場・旧目黒医院は医院と住居が併設した建物(聞くところでは、昔は郵便局も一緒だったらしい)で、現在は使われていない所を特にお願いして使わせていただきました。とても雰囲気のある建物で、先に会場入りしたスタッフ、そしてゲストの鎌田さんも心躍りました。
このような場所を使わせていただけることに感謝しながら、歴史の重みを感じながら、4回目、スタートです。
さて、今日の主なメニュー。
○ゲストトーク:
・鎌田千瑛美さん
(NPO法人蓮笑庵くらしの学校/福島県田村市)
○塾生マイプランの発表とフィードバック
今回のテーマは「アクションを起こそう」。これまで塾生のみなさんが考えてきたことと、自分が取り組んだこと。この2つをミックスさせて、次へのアクションにつなげていくことが今回の目標となります。
前半はゲストトーク。今回、ゲストととして「NPO法人蓮笑庵くらしの学校」の鎌田千瑛美さんに福島県から来ていただきました。
東日本大震災から約3年間、復興に向けて団体、企業、行政などをつなぐ仕事をしてきた鎌田さん。しかし、「足もとの大事なものを見落としているのではないか?」という想いから、仕事を辞めて蓮笑庵の活動~古民家の再生・活用事業~に取り組みはじめます。
古民家再生というハードに関わる事業は初めてで、進め方が分からなかったそうですが、多くの方々のサポートを得て形になっていきました。現在は、活用する段階にも入ってきていて、表現活動、フリーマーケット、ごはんを囲んでのコミュニティづくりなどを行っています。
活動に携わってみて、古民家の再生、そして活用には資金と時間がかかり、事業化を見据えた想定をしないと長続きしないことに気づき、少しずつ可視化も進めているそうです。しかし資金づくりのことも含めて課題も多く、自分の心の中のモヤモヤも受け入れながら、前進後退を繰り返しながら進めていきたいとお話ししてくれました。
その一方で、鎌田さん個人としては「里山で生きる」ことがテーマになっていて、里山での暮らしを楽しむ中で自分が楽しいと思ったことを「生業」にできないかとか考えているそうです。そして、「でっかい夢」として、「独立村」をつくる~最低限はムラで稼げるようにして、互いに支え合いながらムラで経済を回していく~を挙げてくれました。
中国の歴史に由来する「創業守成」という言葉には、「何かをはじめるのは難しいことではないが、続けること、維持することは難しい」という意味があります。今回鎌田さんのお話を聞いて、この言葉が浮かびました。立ち上げたものを続ける難しさや、「続けられるようにするには?」を見通すことの大切さを塾生のみなさんに、伝えてくれたと思います。
★NPO法人蓮笑庵くらしの学校
後半は、塾生のマイプラン発表とフィードバック。
これまで塾生のみなさんは、事前に配付された課題シートを埋めていくことでマイプランを作成してきましたが、今回からは必要な項目さえ入っていればプレゼンの様式は自由に。そうすることで、より自分流の発表にしていくのがねらいなのですが、思ったよりも塾生それぞれの個性が出てきておもしろかったです。
さて発表は、今回から最終発表会仕様の7分。これまでより1分増えたのですが、マイプランもだいぶ厚みが出てきたために大事なところ、一番伝えたいところにたどり着く前に時間となってしまう塾生が続出。ペース配分とともに、どこを最も伝えたいポイントを絞り込むことが各自の課題となりそうです。
最後のまとめでは、鎌田さんから「私は疑問があると解消するまで聞いてしまうのですが、そういう疑問から生まれる新しい価値や本質がある。苦痛を伴う作業ではあるが、実際に動くにあたっては大事なことなので、しっかり向き合ってほしい」というコメントをいただきました。
塾の回数的には後半戦、しかし実際の日数を数えるとようやく折り返し点を迎えます。ここからは、仮説を立てて実践に移すアクションの期間。そしてアクションを経てマイプランを熟成させていくとともに、多くの人にワンメッセージで何を伝えるかを突き詰めていくことになります。
前回は、混迷の中から光が差し込む感じがしましたが、今回はいよいよ飛行機が雲を抜けて大空へ~そんなイメージを受けました。次回までにどのような飛行を見せたのか、聞くのが楽しみです。
次回は年を越した2017年1月7日(土)、冬もあまり寒くない山元町での5回目です!! お楽しみに〜。
まだ暑さが時おり顔を出しますが、吹く風にはすっかり秋が感じられるようになりました。実りの秋となることを期待しつつ、伊達ルネ塾は中盤戦に入ります。
今回の会場・スローバブックスは9月21日にオープンしたばかりの古本屋です。築90年のお宅の一部を活用していて、とってもいい雰囲気。特にこの日は天気もよく、縁側や室内に陽が差し込んでいて、すっかりのんびり気分になりました。某氏の「今日は塾はやめて、昼寝しよう」という誘惑に負けず、3回目のセミナーがスタートです。
★「スローバブックス」の情報はこちらからどうぞ!
さて、今日の主なメニュー。
○ゲストトーク:
・佐藤浩昭さん(伊達ルネ塾2期生/スローバブックス)
○塾生よりフィールドワークの報告
○塾生マイプランの発表とフィードバック
今回のテーマは「プランの具体化」。しかし、塾生のみなさんは課題シートの記入に大苦戦していたようで…、それぞれの混迷のどこに光を当てて、かたちにしていくか―このことも、今回の目標となりました。
はじめにゲストトーク。今回のゲストは、「スローバブックス」の店長で伊達ルネ塾OBでもある佐藤浩昭さん。塾生時代には「ロバのいる古本屋」のマイプランで最優秀賞を受賞しました。今回は、塾生時代の話やその後、開店に至るまでのお話をしてもらいました。
「ロバのいる古本屋」。最初から最後まで、この根本的なテーマが揺るぐことのなかった佐藤さん。しかし、ビジョンが大きくなりすぎたり、周りの部分が形になっていなくて、プランづくりには苦労しました。しかし、自分の想いや考えを人に伝えて、アドバイスを受けることでプランが形になっていきました。中でも、課題で取り組んだインタビューで仙台の古本屋さんに参考になる話をたくさん聞けて、現在もアドバイスを受けているそうです。また塾生時代の様子を知る人からは、「半年で想いを伝える力が数段上がった」というコメントもありました。
卒業後、着々と準備を進め、先日ついにオープン。店は販売を行う本棚と閲覧用の本棚に分かれていて、本を読みながらゆっくりと過ごすことができそうです。また、ロバは現在探し中でまだいませんが、代わりに張り子のロバが出迎えてくれます。当分は、週1回の営業とイベントへの出店が主となるとのことですが、機会がありましたらぜひ訪れてほしい場所です。
尾野さんからは、「ここには『場の魔力』を感じる」との言葉とともに、「今日の伊達ルネ塾のように、イベントスペースとして使ってもらうことで認知度が上がっていくのではないか」というアドバイスがありました。
揺るぎないテーマのもとで、半年間悩み続けてプランを形づくっていった佐藤さん。その言葉と、つくり出した場を通して、混迷の中にいる塾生のみなさんに、軸を持ち続ける、見失わないことの大切さを伝えてくれました。
先月行われたフィールドワークの報告をはさんで、後半は、塾生のマイプラン発表とフィードバック。
今回は時間があったことから、1セットを「発表6分+フィードバック15分+コメントシート記入3分=24分」に設定。そして塾生のみなさんは、ガンガン突っ込みモードの「尾野テーブル」とゆったり傾聴モードの「佐藤テーブル」で1回ずつ発表を行いました。
自分のやりたいこととできること、ビジョンやミッションのこと、具体的なプランのこと、さらには次回までの課題である地域づくりの先輩へのリサーチの人選のことまで…。普段より長いフィードバックの時間で、さまざまな点で意見を交わし合いました。
セミナーが始まる前は混迷の中にあった塾生が多かったのですが、この2セットを終えると混迷の中にも一筋の光が見えてきた―そんな感じがしました。
最後のまとめでは、尾野さんからは、それぞれのプランの共感度の高さを挙げて「自分自身の取り組みや自分プレゼンを通して自分を知ってもらい、協力者を増やせるようなプランを考えてほしい」。佐藤さんからは「誰のために、何のために、を自分も考えていきたい。みなさんも、頭に描きながらやってほしい」というコメントをいただきました。
4回目までの課題として、地域づくりの先輩へのリサーチも行い、プランをより具体的にすること、厚みを増していくことが次のステップ。聞いた話を、どのようにプランに生かしていくかも楽しみです。
次回は山を下っての角田場所!! 11月5日(土)の開催です!お楽しみに〜。
秋が深まり、芋煮会開催の声も聞こえてきました。伊達ルネ塾の秋は、マイプランの具体化。前回に続いて、プランの輪郭をはっきりさせつつ、具体的なものを盛り込んでいく回となります。「スローバブックス」でのんびり力を蓄えた塾生のみなさんがどのようにプランを深めてくるか、楽しみです。
今回も、一般聴講での参加者を大募集します!
地域づくりに興味のある方や「塾生のマイプラン、どんな内容だろう」という方もぜひご参加ください。
★日 時:2016年11月5日(土)13:30~17:00
★会 場:旧目黒医院(角田市西根地区)
★主なプログラム:
○ゲストトーク
・鎌田千瑛美さん
(NPO法人蓮笑庵くらしの学校/福島県田村市)
○マイプランの発表とフィードバック
●終了後、交流会を開催します。
・時 間:セミナー終了後準備でき次第~20:00ごろ
・会 場:未定
・参加費:2,000円 ※差し入れ大歓迎です!!
★一般聴講の募集について
・定 員:若干名(先着順)
・参加費:1,000円
・お申し込みは、こちらからお願いいたします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/2c2eb47a469411
★会場へのアクセスについて
○車でお越しの方
会場近くの「西根二区公民館」の駐車場に車をお止めください。
(地図)https://goo.gl/maps/dcqnkG2T7s32
○公共交通手段以外に移動手段のない方
事前に、事務局までお知らせください。
鎌田千瑛美さん
(NPO法人蓮笑庵くらしの学校/福島県田村市)
2011年3月、勤務していた東京のIT企業を退職し、フリーランスとして復興支援に従事。同年11月に福島女子によるコミュニティ団体「peach heart」を立ち上げ、代表となる。
2012年1月にUターンし、2014年6月までふくしま連携復興センターに勤務。2014年から「NPO法人蓮笑庵くらしの学校」での古民家再生プロジェクトに関わるほか、これからの暮らしを考え自らの生きぬく力や自然と共に紡ぐ文化を百姓に習い、丁寧な暮らしを実践中。
○蓮笑庵くらしの学校
今年度の伊達ルネッサンス塾では、塾生により深く地域を知ってもらうため、先人たちの現場を視察するフィールドワークを開催することになりました。
1回目の丸森町耕野地区に引き続き、2回目の舞台は山元町。山元町でのテーマは「新しいコミュニティづくり」。知っていそうで知らなかったさまざまなお話をお聞きすることができました。
主なメニューはこちらです。
○交流拠点「なわっしょ」と「山元の未来への種まき会議」のお話
○新市街地でのコミュニティづくりのお話と「つばめの杜」まちあるき
○「山元ミガキハウス」の見学
○振り返り
一行はまず「なわっしょ」に集合し、まずは「山元の未来への種まき会議」事務局の阿部さんにお話をうかがいました。
「なわっしょ」は山元で活動する人にはだいぶ浸透してきて、打合せやイベントなどで活用されており、活動者同士が出会う場にもなっています。特徴としては、夜の利用が多いこと。これまで山元町では夜に集まれる場所は居酒屋くらいしかなかったため、ちゃんと打合せをしたい人たちに重宝されています。現在は種まき会議が管理人を兼ねて利用しているほか、間近に迫った「山元はじまるしぇ」のメンバーが週1回以上の頻度で利用しているそうです。
「山元の未来への種まき会議」は、山元で活動する団体が集まり、互いを知ることを目的に始まりました。3年経って参加する団体や人もだいぶ入れ替わり、また復興のフェーズの変化などもあり、今後の動きを模索しつつ運営にあたっています。
続いて、新市街地のまちづくりに関わる菊田さんのお話。
山元町では町内3ヵ所に作られた新住宅地への移転が進んできており、菊田さんはそれぞれの地区で自治会の立ち上げなどコミュニティづくりの支援にあたっています。3ヵ所それぞれの違いがあり、状況を見極めながら取り組んでいるそうです。
新しくできた山下駅近くの「つばめの杜」地区では、今年の夏に夏まつりを開催するなど、新たな動きも生まれてきています。「今年はとりあえず一通りの行事や活動をやってみて、その上で来年度からどのように進めていくか一緒に考えていきたい」と菊田さんは話してくれました。
その後、「つばめの杜」に移動し、夏祭り会場になった中央公園から新しい山下駅にかけて歩きました。この辺りをじっくり歩いたのは初めての参加者が多く、新鮮な感じを受けていたようです。
お昼は地元の農家さんではらこ飯をいただきました。「これ、本当に1人前?」というくらい大きな入れ物に入ったはらこ飯、とてもおいしかったです。そのあと、腹ごなしに(?)畑を見学したり、栽培しているサツマイモを試しに掘らせていただきました。
お次は山側に移動して「山元ミガキハウス」へ。山元町には宿泊施設がないことを課題ととらえたNPO法人GRAが立ち上げ、現在リノベーション中です。完成後は、農業の研修や豊かな食を楽しめる交流の場、そして宿泊施設として活用していく予定になっています。
この日は、リノベーションを担当している「パーリー建築」の方にお話を伺いました。日本各地の空き家に住み着き、地域住民を巻き込みながらリノベーションをして回る「パーリー建築」。空き家の改修を通して低コストで豊かな生活を提案するとともに、その過程に地元の人を含めて多くの人を巻き込んでのコミュニティづくりも意識しているそうです。まだ改修の途上ですが、完成が今から楽しみです。また、自分のマイプランを踏まえて「今度、手伝いに来たい」と申し出る塾生もいました。
「山元ミガキハウス」では、この週末にイベントが開催されます。興味を持った方、お時間ある方はぜひご参加ください。
「山元ミガキハウス」Facebookページ
最後に「Petite Joie(プチット ジョア)」にておいしいケーキをいただきながらの振り返り。
参加者からは「自分の活動の参考になった」「山元で何か始める時の足がかりができた」「何かを始める時には、面白さと大変さの両面がある」などの感想が出されました。また、新市街地については「山元にたびたび来ているけど、これまで知る機会がなかったので今回聞けてよかった」という声が挙がりました。
今回のフィールドワークを通して、山元の未来に向けてたくさんの人がそれぞれの立場で取り組んでいること、そしてその土台となる場所やコミュニティの大事さを知ることができました。
今年度の伊達ルネッサンス塾では、塾生により深く地域を知ってもらうため、先人たちの現場を視察するフィールドワークを開催することになりました。1回目の舞台は丸森町耕野地区。塾生4名+一般参加者4名に参加いただき、山里で力強く地域づくりに取り組むみなさんのお話をお聞きしてきました。
主なメニューはこちらです。
○「丸森ザンビアプロジェクト」のお話&実例訪問
○“耕野の迎賓館”ツリーハウスのお話&見学
○振り返り
まずは耕野まちづくりセンターにて、丸森ザンビアプロジェクトのリーダーである養蜂家の石塚武夫さんから、プロジェクトの概要についてお話をうかがいました。丸森ザンビアプロジェクト(正式名称:丸森町の在来技術を活用した小規模農家の食糧安定利用強化プロジェクト)は、耕野振興会が
JICA(独立行政法人国際協力機構)から委託を受け、南部アフリカのザンビアの農村部に技術や知識や経験を紹介するもので、今年度から2019年度まで3年間実施されます。耕野地区ではこれまでにも複数回、ザンビアとの交流事業を行っていて手応えを感じたことから、今回の事業が始まりました。国際的な技術支援というと大学や専門機関が行うものというイメージがあるかもしれませんが、耕野のような農村部の現場で培われた知恵や技術がとても役に立つのだそうです。また、ふだん接することのないアフリカの人と直接交流をし、同じものを食べたり一緒に作業をすることで、見知らぬ外国人から名前を持った「○○さん」へと変わる。それが耕野の人びとにとってとてもいい経験になっているというお話でした。
一通りお話をお聞きした後、芦沢集落にある「がったり」の見学へ。「がったり」とは、ししおどしや水車の仕組みを使って精米や製粉をする木製の道具で、1960年頃までは集落にたくさん見られたそうです。ここのがったりは、10年ほど前に、昔ながらの農村風景を復活させて地域を盛り上げようと、住民のみなさんの手で復元しました。ザンビアではトウモロコシやナッツを製粉して食べるため、女性たちは日々手作業で製粉をしていますが、数年前にこのがったりを見たザンビア人研修生が、ザンビアでも使えるのではないかと考え、現地で実際に制作したそうです。ザンビアで作られることになったのは偶然ですが、がったりを作った当時はニュースなどに取り上げられ、農村の風景に魅かれて移住した人たちも多くいたそう。「『よし作ろう!』と誰かが言い出すと、実際に楽しんで作ってしまう。この言い出しっぺの存在が大事」と石塚さん。芦沢集落は30戸ほどですが、今でも単独で行う盆踊りが維持されていたり、地域力の高い集落だそうです。
続いて、きのこ農家の加藤通明さんのお宅へ。加藤さんは40年前に東京から耕野地区へ移住されました。当時は都会から突然やってきた若者に何ができるのかと疑念を持たれたりもしたそうですが、この地に根付いてきのこ栽培を続けてきました。数年前にザンビアを訪問した際、加藤さんが菌床の殺菌方法について行ったアドバイスにより、きのこの生産量が増えたそうです。石塚さんは「ゼロの状態から自分で全て作り上げてきた加藤さんだから、現地の状況を見た時にすぐにアイディアを出すことができるんだと思う」とおっしゃっていました。
お昼は「いなか道の駅 やしまや」さんで栗ぶかし(栗おこわ)を中心に旬の野菜を使ったごはんをいただきました。こんにゃくも手作りだそうです!八島哲郎さんは4代目。もともと雑貨屋とガソリンスタンドを経営していたお店を6年前にリニューアルオープン。「小さな『道の駅』」をコンセプトに、飲食コーナーを設けたり地元の特徴的な商品を扱い、たけのこ掘りなどの体験イベントも行っています。わざわざファイリングした資料まで用意して出迎えてくださいました。
お腹と心が満たされたところで、午後は〝耕野の迎賓館〟ツリーハウスへ。案内をしてくださったのは木津雄一さん。このツリーハウスを建設したのは平成20年。地域を盛り上げるために何をしたらいいか住民で話し合い、建設することにしたそうです。町からの助成金はたったの10万円。自分たちで木を伐って製材し、いろいろなところから材料を集めてきて、まさに「手作り」で作り上げました。のべ100人ほどに参加してもらい、なんと2ヶ月ほどで作り上げたそうです。ここでも、耕野の人たちの行動力とエネルギーを強く感じました。ツリーハウス見学は、ちょうど耕野に滞在中のザンビア人研修生も参加。ザンビアではツリーハウスは無いけれど、動物を寄せ付けないために長い柱を使って高床の建物を作ることがあるなど、興味深いお話も聞くことができました。
最後はお隣の大張地区にあるカフェ「つぶっこ」さんへ。コーヒー、ハーブティーとケーキをいただきながら、オーナーの佐藤真紀さんから、開店にいたるまでのお話をうかがいました。初めは、「リタイア後に自宅でサロンのようなものができたら」と思っている程度だったという真紀さん。いろいろな縁がつながって震災復興のための起業支援を受けることになり、パソコンもほとんど使ったことがない状態から「起業」に漕ぎ着けたそうです。「私は50歳を過ぎてからこうなってます。やってみなくちゃ分からないのだから、みなさんもとにかくやってみて」という言葉にとても説得力がありました。
一息ついた後は、振り返りタイム。とても濃い一日を過ごした参加者のみなさんからは「なぜそれをやっているのか、ライフヒストリーが大事だと感じた」「そこにあるものを使って作る工夫が素晴らしかった」「自分もどんどんチャレンジしていきたい」などの感想や決意が聞かれました。一人一人の技と知恵と視点で、一見不利な環境も乗り越えられる。また、お互いの得意なことを持ち寄って協力し合うことで実現できることがある。耕野のみなさんにそれを教えてもらった一日でした。
フィールドワーク第2弾は9月25日(日)に山元町で開催!! 締め切り間近ですので、お申し込みはお早めに~。
伊達ルネッサンス塾が、塾生により深く地域を知ってもらうために開催するフィールドワーク。2回目の9月25日(日)は山元町が舞台です。
約12,000人が暮らす山元町は、東日本大震災後、住民主体の地域づくりに早くから取り組んできました。今回は主に、コミュニティづくり、交流や観光事業に取り組む人びとからお話を伺います。県南でもスタンダードになりつつある(?)、仕事をしながら、都会に住みながら、地域に関わってみる「かけもちの地域づくり」「だらだら起業」を体現する先輩たちや現場から学びます。
一般の方の参加も募集しますので、山元町に関心のある方、今回の訪問先に興味を持った方はぜひご参加ください。
★日 時:2016年9月25日(日)10:00~16:00
★集合場所:交流拠点「なわっしょ」(山元町高瀬字合戦原113-37)
(地図)https://goo.gl/maps/KNq9kEHCFs42
☆タイムスケジュール
10:00 交流拠点「なわっしょ」集合
10:05 「なわっしょ」、種まき会議事務局のお話
11:00 新山下駅周辺地区市街地「つばめの森」コミュニティづくりの話
12:00 昼食(地元農家がつくる「はらこめし」)
13:30 「山元ミガキハウス」を見学
15:00 ふりかえり
16:00 解散
☆参加費
・一般参加者:3000 円(昼食代を含む)
☆お申し込みはこちらからお願いいたします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/b6486890463848
※申し込み締め切り:9月22日(木)
★本事業は、「平成28年度 みやぎ地域復興支援助成金」の助成を受けて実施します。
★主催:伊達ルネッサンス塾実行委員会(一般社団法人ふらっとーほく内)
伊達ルネッサンス塾では、塾生により深く地域を知ってもらうため、先人たちの現場を視察するフィールドワークを開催します。
1回目の9月17日(土)は丸森町の耕野地区が舞台です。
丸森町耕野地区は、人口800人程度のいわゆる中山間地域。自然豊かな山里で、他地域から来る人の受け入れや住民主体の地域づくりに早くから取り組んできました。
今回は主に、今年度から始まったアフリカのザンビアに耕野の農業の知恵を紹介するプロジェクトと、住民の手で作り上げ、地域のシンボル的存在になっているツリーハウスについてお話をうかがいます。また最後に、仙台と丸森の2地域居住をしながらお隣の大張地区で自宅を改装してカフェを営んでいる「つぶっこ」さんにおじゃまし、振り返りを行います。
一般の方の参加も募集しますので、耕野地区に関心のある方、今回の訪問先に興味を持った方はぜひご参加ください。
★日 時:2016年9月17日(土)10:00~16:00
★集合場所:耕野まちづくりセンター(丸森町耕野字小屋舘7-4)
☆タイムスケジュール
10:00 耕野まちづくりセンター集合
10:05 「丸森ザンビアプロジェクト」のお話をうかがう
10:45 ザンビアへの技術提供の実例訪問
がったり(水車)見学/きのこ農家加藤さん訪問
12:00 昼食(「いなか道の駅やしまや」にて”栗おこわランチ”を予定)
13:00 “耕野の迎賓館”ツリーハウス視察 建設時のお話をうかがう
14:30 「カフェつぶっこ」(大張地区)にてコーヒーブレイク&振り返り
16:00 終了
☆参加費
・一般参加者:3000 円(昼食およびカフェでの飲食代を含む)
☆お申し込みはこちらからお願いいたします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/6fbb2b3c462665
※申し込み締め切り:9月14日(水)
☆その他注意事項
・まちづくりセンターから移動する際は、車の台数を減らすため乗り合わせのご協力をお願いします。
・ツリーハウス内部に入る際、多少斜面を上ります。汚れても気にならない服装でお越しください。
★本事業は、「平成28年度 みやぎ地域復興支援助成金」の助成を受けて実施します。
★主催:伊達ルネッサンス塾実行委員会(一般社団法人ふらっとーほく内)
季節は夏から秋へ。暑い夏は自分の原点を掘り下げ、プランの根本であるビジョン・ミッションを探ってきましたが、秋のテーマはマイプランの具体化。プランの輪郭をはっきりさせつつ、具体的なものを盛り込んでいきます。
さて3回目のセミナーは、伊達ルネ塾OBのお宅(築90年!!)をお借りして開催します。抜群のロケーションと、マイプランのその後を聞き、感じることを触媒として塾生たちのマイプランが深まる場になればと思います。
今回も、一般聴講での参加者を大募集します!
地域づくりに興味のある方や「塾生のマイプラン、どんな内容だろう」という方もぜひご参加ください。
★日 時:2016年10月1日(土)13:30~17:00
★会 場:佐藤家(丸森町耕野)
★主なプログラム:
○フィールドワークの報告
○ゲストトーク
・佐藤浩昭さん
(伊達ルネッサンス塾2期生/スローバブックス)
○マイプランの発表とフィードバック
●終了後、交流会を開催します。
・時 間:セミナー終了後準備でき次第~20:00ごろ
・会 場:佐藤家(セミナーと同会場)
・参加費:2,000円 ※差し入れ大歓迎です!!
★一般聴講の募集について
・定 員:若干名(先着順)
・参加費:1,000円
・お申し込みは、こちらからお願いいたします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/5e06854a461657
★会場へのアクセスについて
○お車でお越しの方
13:00「大張物産センターなんでもや」横に集合ください。
スタッフが会場までご案内します。
(地図)https://goo.gl/maps/PqZHRBXw4222
○公共交通機関以外に移動手段のない方
事前に、事務局までお知らせください。
佐藤浩昭さん
伊達ルネッサンス塾2期生。
自然豊かな丸森町耕野地区、築90年の家で持続可能な生活を模索中。自宅に、食・健康・農・暮らしなどに関する本を中心に扱う古本屋「スローバブックス」を開き、ゆったり、のんびりできるスペースを提供するとともに各所のイベントにも出店している。
塾生時代のマイプランは「ロバのいる古本屋」。近いうちにロバを飼う予定で、プラン実現に向け少しずつ歩を進めている。
第1回から3週間、早くも2回目のセミナー。
今回の会場・角田市の高蔵寺は、国の重要文化財を擁するなど長い歴史を有しています。伊達ルネ塾では2年前にも会場としてお借りし、塾生のマイプランが急加速をはじめた地になりました。さて今回はどういう展開が待ち受けているでしょうか。
さて、今日の主なメニュー。
○ゲストトーク:
・ワタナベケイタさん
(トリップインテリア代表・「白イチ」主宰/白石
○塾生マイプランの発表とフィードバック
今回は「ビジョン」「ミッション」を主に深めていく回。冒頭に尾野さんからこの2つについて、
・「ビジョン」=目指す世の中像で、不変のもの。
・「ミッション」=「ビジョン」実現のために取り組むこと。状況や進捗具合により変わっていく。
という説明がありました。
そしてゲストトーク。今回は、白石市からワタナベケイタさんをお迎えしました。家業の傍ら、「トリップインテリア」としての家具づくりや、「白イチ」というイベントを開催しています。
子ども時代の秘密基地づくりが原体験となり、ものづくりの仕事に関わるようになったワタナベさん。白石に戻って、仕事の傍らまず取り組んだのは空いている家を自分の住処とすべく改修することでした。大工さんの手も借りながら、できるところは自分でやったため、完成までに3年半かかりました。そして、その家のお披露目を兼ねて行ったイベントが好評で、その翌年から「白イチ」としてはじまるきっかけとなりました。最近は認知度が上がってきて、地域の方からも「白石でこのようなイベントがあって良かった~」と言われることも多くなってきているそうです。
「白イチ」開催にあたっては、自分と感覚や温度感が同じような作家に出店をお願いしていて、一つひとつのものに目を留めてくれるような人に来てほしいと考えているとのこと。また、こだわっている点として、出店にあたっては木製など有機的な材料のもの(棚、台など)を使ってもらうようお願いしているそうです。
これらの根底にあるものとして、「安易なものにしたくない」という言葉がたびたび出てきました。何事も簡単に済ませられる今の時代ですが、「白イチ」にしても家の改修にしても、ただやればよいのではなく、「これは、こうしたい!」という想いやコンセプトをしっかりと持つこと。そして、その実現のために手をかけるべき所はしっかり手をかける、時間を惜しまないことが大事で、だからこそ人を魅了するのだと感じました。
トークの最後、尾野さんからの「ビジョンを一言で言うと?」という問いに「自分の良いと思うものが、良いと伝わるような世の中」と答えたワタナベさん。トーク全体を振り返ると、ワタナベさんの取り組みはまさにこのために行っているのだ、とあらためて気づきました。今回のテーマ「ビジョン」と「ミッション」にも直結するトークで、塾生たちにとっても多くの学びがあったと思います。
後半は、塾生のマイプラン発表とフィードバック。
塾生7人が全員揃ったこともあり、まずは参加者を4グループに分けての発表。今回は、塾生を出身・在住の市町ごとに分けたところ、聴講参加者も知ってか知らずか自分と関係のある市町のグループに入った人が多くいました。前回と同じく6分の発表、6分のフィードバックを2人分行ったあとは休憩のはずでしたが、輪が解けずに話し続けていたところもありました。
休憩をはさんで、全体の前での発表。
それぞれの発表のあとの、尾野さんとワタナベさんからのフィードバック、質問やアドバイスを通してプランを深掘りしていきました。2回目とあって、根本的なところに切り込んだ鋭い質問も多くなってきていました。
また、尾野さんからのフィードバックで何度か出てきたのは「自分プレゼン」という言葉。プランの発表なので、「自分がやりたいこと」を話すのは当然ですが、その中にプランに関する自分ならではの要素を盛り込んでいくことで、人としてのおもしろさも伝わり、共感を得やすくなるそうです。
最後のまとめでは、ワタナベさんから「日々やっていることの積み重ねが大事」というコメントをいただきました。
また、プランの相談などで塾生に伴走するメンターも発表され、実りの秋に向けて塾生も、塾も走りはじめます。
次回は丸森場所!! 10月1日(土)、耕野地区での開催です!お楽しみに〜。
いよいよ今年も伊達ルネッサンス塾、スタートです!
第1回の会場は、山元町の真庭区民会館。もともと学校だった建物で、2年前、第1期の第1回セミナーでも会場となった、伊達ルネ塾としても由緒ある地で第3期がはじまります。塾生の皆さん、伊達ルネ塾を応援いただいている皆さん、半年間どうぞよろしくお願いします!
さて、今日の主なメニュー。
○「伊達ルネッサンス塾」第3期開講にあたって
○ゲストトーク:
・武藤亮平さん(伊達ルネ塾2期生/山元町役場)
・山元はじまるしぇ実行委員会
内藤靖人さん(伊達ルネ塾2期生)、横山純子さん
○塾生マイプランの発表とフィードバック
はじめに塾長の尾野さんから、「仙南でも伊達ルネ塾OBがあちこちにいて『若い者が何かしているらしいぞ』というのが知られるようになってきた」「自分がやっていることは、何かを教えるというよりは耳を傾け共感すること。塾生の『こういうことがしたい』『これ、ほっとけない』ということに火をつけつつ、一緒に考えていく半年間にしたい」というお話がありました。
そして今回のゲストは、2期生の武藤亮平さん。山元町役場に勤務していますが、仕事の話ではなくマイプランでもあった「山元はじまるしぇ」のお話です。
最初に考えたマイプランが全くダメで、悩んでいた武藤さんの転機は島根県海士町での研修でした。そこで出会った海士町役場の方の話をヒントに、仲間を募って山元のことを一緒に考えようと行動を起こします。
しかしなかなか話が進まずに行き詰まりそうになった時、ついに武藤さんは覚悟を決めて「自分が中心になる!」決意を固めます。そこから「勢い2000%!」で一気に準備が進み、ついに「山元はじまるしぇ」当日。年末にもかかわらず1500人もの人が来場し、とても盛り上がりました。
武藤さんは、自分が中心になって活動してみて「自分ごとになって、小さな成功でもうれしさが違う」ことを学びました。例として、駐車場借用時のエピソードや、のちに出店者同士でつくったコラボ商品のことを挙げてくれました。
また今回は「山元はじまるしぇ」実行委員会の内藤さん、横山さんも登場。内藤さんは出店者の立場から「はじめは大丈夫か?と思ったけど、当日たくさん人が来て驚いた」。横山さんは今後を見据え「『はじまるしぇ』をものの売り買いだけでなく、楽しくなるような交流の場にしていきたい」とお話ししてくれました。
山元の若者たちのはじめの一歩。一人ひとりは小さい一歩でも、たくさん集まることで大きな一歩、さらに二歩、三歩…になる、そんな光景が思い浮かびました。
ちなみに、次回の「山元はじまるしぇ」は10月9日(日)に開催が決まりました。詳しくはFacebookページをご覧ください!
後半は、塾生のマイプラン発表とフィードバック。
まず、塾生が2グループに分かれ、それぞれに聴講参加者も入ります。自己紹介と武藤さんのトークの感想を1人1分で共有したあと、塾生が6分間でマイプランを発表しました。今回は、「自分を知る」がメインとなっていて、自分の歴史や好きなこと、やりたいこと、その上でのマイプランという内容でした。はじめてとあって、時間の感覚が難しかったようですが、フィードバックの時間を調節しながら聞く側が塾生の想いをうまく聞き出していました。
そのあと、全体の前での発表。
1回目の発表を踏まえ、何をどのように話すかの構成を考えての2回目。どの塾生も1回目と比べるとより分かりやすくなったと思いましたが、塾生からは「話したいことを整理して話せた」「2回目の方が緊張した」など、さまざまな感想が出ました。
尾野さんからは、個々のプランに対してのフィードバックとともに、全体の感想として「初回からビジョンらしきものが書けているのは、これまでの伊達ルネ塾ではなかったし、他の地域でもあまりないこと」と話してくれました。
最後のまとめでは、武藤さんから「こっち(山元)では仙台の方がおもしろいと思っている人が多いけど、自分はこっちの方が断然おもしろいと思っている」というコメントがありました。「こっち」を「仙南」に置き換えて、多くの人にそう感じてもらえるように、第3期の伊達ルネ塾も進んでいきたいです。
次回は角田場所!! 8月20日(土)、高蔵寺での開催です!お楽しみに〜。
昨日開催の1回目セミナー、暑い中でしたがたいへん盛り上がりました!(詳しい報告はのちほど!)
「鉄は熱いうちに打て」ではないですが、その熱気が冷めないうちに第2回セミナーを開催します。会場は、阿弥陀堂・阿弥陀如来坐像という2つの国指定重要文化財を擁する高蔵寺(角田市)。角田の歴史を感じながら、塾生のマイプランを深めていきます。
それとともに、地域からのゲストとして、白石市で「白イチ」を主催しているワタナベケイタさんをお迎えし、その取り組みや地域との関わりについてお話ししてもらいます。
今回も、一般聴講での参加者を大募集します!
地域づくりに興味のある方や「塾生のマイプラン、どんな内容だろう」「ワタナベさんのお話を聞きたい」という方もぜひご参加ください。
★日 時:2016年8月20日(土)13:30~17:00 ※受付13:00~
★会 場:高蔵寺(角田市高倉寺前49)
(地図)https://goo.gl/maps/Tk4j3ENi3cB2
★主なプログラム:
○ゲストトーク
・ワタナベケイタさん
(トリップインテリア代表・「白イチ」主宰/白石市)
○マイプランの発表とフィードバック
●終了後、交流会を開催します。
・時 間:セミナー終了後準備でき次第~20:00ごろ
・会 場:高蔵寺(セミナーと同会場)
・参加費:1,500~2,000円の間(参加人数により変動します)
※差し入れ大歓迎です!!
★一般聴講の募集について
・定 員:若干名(先着順)
・参加費:1,000円
・お申し込みは、こちらからお願いいたします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/6f2edd83454971
★会場へのアクセスについて
○お車でお越しの方
会場の駐車場に車をお止めください。
○公共交通機関以外に移動手段のない方
事前に、事務局までお知らせください。
ワタナベケイタさん
トリップインテリア代表・「白イチ」主宰。
白石市で家業の仕事をしながら、以前の経験を活かしてもの作り(家具・雑貨)を行っている。東日本大震災以降、不定期ながら「白イチ」というイベントを主宰し、もの作りの経験を活かし故郷で何が出来るかを試していて、考えを共有できる作り手やお店にも参加頂き、少しずつ地元白石にも浸透してきている。現在は、工場をリノベーション中で、今後はより家具の制作に力を入れたいと考えている。
伊達ルネッサンス塾の3年目がスタート!「ホップ、ステップ、ジャンプ」という言葉の通り、伊達ルネ塾に関わるすべての皆さんとともに大きく「ジャンプ!」できる1年にしたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします!
さて、今日の主なメニュー。
○伊達ルネッサンス塾についての説明
○ゲストトーク:
・堀米萌美さん(伊達ルネ塾1期生)
・内藤靖人さん(伊達ルネ塾2期生/内藤ファーム)
○マイプラン体験ワークショップ
○第3期塾生募集について
今回のゲストトークは、2人の塾生OBが登場。まず1人目は、1期生の堀米萌美さん。
地元のことがトラウマになってしまった中高生時代、まるもり町青年団「Re:birth」での4年間の活動のこと、伊達ルネ塾との出会い、そして今。
一見別々のできごとにも見えますが、実はそれぞれがつながっていて今の堀米さんがあるとのこと。その中でも、トラウマだったはずの地元に救われたことが自分の原動力になっているともに、可能性の宝庫と思えるようにもなった、という言葉が印象的でした。伊達ルネ塾については、堂々と悩むことができ、その悩みを受け入れ寄り添ってくれる場であると話してくれました。
現在堀米さんは、地元・角田市西根地区の「西根未来プロジェクト」にも関わっています。地元の人たちと「可能性の宝庫」をどのように掘り起こしていくか、楽しみです。
2人目のゲストは、マコモダケやニンニクで最近メディアにも取り上げられている、2期生の内藤靖人さん。
東日本大震災後のボランティアをきっかけに山元町に移住、就農した内藤さん。伊達ルネ塾に参加してできたこととして、頭の整理と仲間づくりを挙げてくれました。
当初のプランは農業体験に関するものでしたが、半年間考え続けることで新規就農者の増加をめざすものに変わっていきました。その過程で農業体験は実践してしまい、「これは本当の目標ではなかった」と気づいたとのこと。そして、塾生の仲間や講師の皆さんのお話やアドバイス、ダメ出し(笑)を受けながら見聞を広げ、山元や自分の課題を踏まえてプランを考えることができたそうです。
最後に挙げた今後の目標に、内藤さんのマイプラン「ニューノウカーズタウン」もありました。「100人移住させる!」という言葉も、これまでの取り組みを見ると不可能ではないな、と思わされてしまいました。
後半は、2人のOBのお話でもたびたび出てきた「マイプラン」の体験ワークショップ。「マイプラン」とは、塾生が地域に対する自分の想いや考え、取り組みたいことをまとめた計画書のようなものです。
今回はその簡略版で、はじめに10分間でマイプランを紙に書き、そのあと3人グループになって5分間で発表・5分間のフィードバック(質疑応答・意見交換)を行いました。
各グループを回ってみると、いろんなプランが出たところに、それぞれがしている仕事や活動に基づいたアドバイスがあったりして、聞いていておもしろかったです。今回はフィードバックの時間をあまり取れなかったため、盛り上がってきたところで時間となってしまうグループもありました。
いよいよ伊達ルネッサンス塾の第3期もはじまりますが、現在第3期の塾生を大募集しています。
仙南地域で「何かにチャレンジしたい」「こんなことをやってみたい」という想いのある方の応募をお待ちしています!
★塾生募集についてはこちらから→【塾生募集】
そして第1回のセミナーは、7月30日(土)、山元町・真庭区民会館での開催です!お楽しみに〜。
昨日のプレセミナーの余韻がさめやらないところですが、第1回セミナーのご案内です。
会場は、真庭区民会館(山元町)。そう、第1期の1回目のセミナー会場であり、伊達ルネ塾にとってはルーツとも言える場所です。
☆その時の様子はこちら→「伊達ルネッサンス塾開塾!」
昨年冬、真庭区民会館で開催された「山元はじまるしぇ」。はじまりは、山元の若者たちが地元を盛り上げるために何かできないかと集まったことでした。
今回は、このイベントに関わった皆さんにゲストとして来ていただき、地元への想いや「はじまるしぇ」のことについてお話ししてもらいます。
塾生たちにとっても半年間の「はじまり」。自分のことを掘り下げつつも、2つの「はじまり」が出会うことでいろんな気づきを得てほしいと思っています。
一般聴講も募集しますので、地域づくりに興味のある方や「第3期の塾生、どんな人がいるんだろう」「『はじまるしぇ』のことを聞きたい」という方もぜひご参加ください。
★日 時:2016年7月30日(土)13:30~17:00 ※受付13:00~
★会 場:真庭区民会館(山元町真庭原65-1)
(地図)https://goo.gl/maps/siDdVJ6iPaH2
★主なプログラム:
○オープニング(伊達ルネ塾第3期の開塾にあたって)
○ゲストトーク
・武藤亮平さん(伊達ルネ塾2期生)
・「山元はじまるしぇ」実行委員会の皆さん
○マイプランの発表とフィードバック
●終了後、交流会を開催します。
・時 間:セミナー終了後準備でき次第~20:00ごろ
・会 場:真庭区民会館(セミナーと同会場)
・参加費:1,500円(差し入れ大歓迎!!)
★一般聴講の募集について
・定 員:若干名(先着順)
・参加費:1,000円
・お申し込みは、こちらからお願いいたします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/4db02a0a445087
★会場へのアクセスについて
○お車でお越しの方
会場前の駐車場に車をお止めください。
○公共交通機関以外に移動手段のない方
事前に、事務局までお知らせください。
武藤亮平さん
伊達ルネッサンス塾2期生。
山元町役場職員として日々の業務をこなしながらも、「山元はじまるしぇ」には企画ができる以前の若者会議の段階から関わり、当日は全体を取り仕切った。
現在、将来の山元を担う若者の育成についても考えている。
「山元はじまるしぇ」実行委員会
「山元はじまるしぇ」は、「山元を盛り上げたい」という考えのもと集まった地元の若者たちが企画運営したイベントで、年末の開催にも関わらず1,500人が来場した。実行委員会メンバーは会社員、自営業者、町役場職員などさまざま。
☆「山元はじまるしぇ」Facebookページ→★★★
お待たせいたしました!
伊達ルネッサンス塾第3期、いよいよはじまります。
開催に先立ちまして、今年も説明会を兼ねたプレセミナーを行います。
すでに塾生になりたいと考えている方、まだ迷っている方。地域での活動に関心を持っている方、そもそも伊達ルネッサンス塾って何なんだ?という方。そんな皆さんをお待ちしています!
なお、プレセミナーに参加したら塾生にならなければいけない、ということはありませんので、お気軽にご参加ください!
※参考までに、昨年度のプレセミナーの様子はこちらからご覧ください。
★日 時:2016年6月25日(土)13:30~15:30 ※受付13:00~
★会 場:蔵の郷土館 齋理屋敷(丸森町字西25)
(地図)https://goo.gl/maps/jHE4Bt53JKs
☆プログラム:
○伊達ルネッサンス塾の説明
○塾生OBのトーク
・堀米萌美さん(伊達ルネ塾1期生)
・内藤靖人さん(伊達ルネ塾2期生)
○マイプランづくり体験ワークショップ
○第3期塾生の募集について
●終了後、交流会を開催します。
・時間:16:00ごろ~18:00
・会場:まんま亭 楽(丸森町町東69、齋理屋敷向かい)
★参加費:
・プレセミナーのみご参加の方は無料
・交流会ご参加の方は1,500円
★お申し込みは、こちらからお願いいたします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/cd962894442798
★会場へのアクセス
○お車でお越しの方
齋理屋敷向かいの駐車場に車をお止めください。
○電車でお越しの方
仙台・槻木方面→丸森駅12:55着
福島方面→丸森駅12:52着
↓
●丸森駅からは、次のいずれかでお越しください。
・徒歩(30分)
・ウィークエンドバスるんるん号
丸森駅13:05発→(約7分)→「本町」下車
★その他
・プレセミナーに参加できなくとも塾生に応募できます。開催後にはWebページやFacebookで報告しますので、ご参考にしてください。
堀米萌美さん
伊達ルネッサンス塾1期生。
東日本大震災後、沿岸部でのボランティアや、まるもり町青年団「Re:birth」での活動などに取り組んできた。
現在は、地元である角田市西根地区の地域おこし協力隊導入プロジェクトにも関わっている。
内藤靖人さん
伊達ルネッサンス塾2期生。
埼玉県生まれ。東日本大震災後に復興ボランティア活動をしたことが縁で、2013年山元町に移住、就農した。
昨年から作付けをはじめたマコモダケが、料理教室の開催や地元飲食店でのメニュー化につながるなど大きな反響を呼んでいる。
季節はすっかり秋。伊達ルネ塾は仙南を一巡りして、今年のはじまりの地・Gomboppaに帰ってきました。最終発表会まであと2ヶ月、いよいよラストスパートです。
今回の主なメニューは、こちらです。
○塾生OBトーク:橋森公亮さん(1期生)、細川修さん(1期生)、二木弘枝さん(1期生)
○マイプランの発表とフィードバック
○マイプランのブラッシュアップタイム
今回のトークは3人の塾生OBが登場。それぞれ、塾生になったきっかけやマイプランづくりについて、そして卒業してから今までのことについて話してもらいました。
マイプランは諸事情でストップしているが、伊達ルネ塾でできたつながりも通して新たな活動に取り組み、マイプランややりたいことをとらえ直すことができたと話す橋森さん。
「ひきょうな伊達ルネ塾の使い方」と言いつつも、活動を続けることで少しずつ成果も出てきていて、自分のやっていることを他でも真似してもらってこそ本物だと考える細川さん。
「地域づくりとは何だろう?」から始まって、悩みに悩んで「自分が資源」「餅は餅屋」と気づき、ヨガと地域づくりを合わせた取り組みが実現しつつある二木さん。
進み方は三者三様ですが、卒業してなお、自分のやりたいことや進むべき道を考え、行動している3人の話しを聞き、塾生の皆さんも感じ入るところが多かったようです。
3人の話のあと、尾野さんは「卒業したあと、それまでの課題がなくなり、次に何をしたらよいか分からなくなることもある。そこでどうするかを考えるのも学び」とまとめました。
後半はまず、マイプランの発表とフィードバック。今回は、マイプランに厚みが出てきているので時間配分を考えること、自分が話したいことの柱を見極めることが大事なこと、がポイントとして挙げられました。最終発表会仕様の7分間の発表でしたが、この時間に収めるのはなかなか難しく、もうちょっとという時に7分が来てしまった塾生もいました。たいていは、後半に話したいこと、重要なことが来ることが多いので、構成をどのように整えていくかが課題と言えそうです。
そのあとは、マイプランのブラッシュアップタイム。塾生OBのところに塾生が入り、話し足りなかったこと、もっと聞きたかったことを出し合いました。こちらは時間を多く取り、また少人数での意見交換だったのでだいぶ掘り下げた話もできていました。ちなみに、塾生OBからも自分の活動について意見を求めていたこともあったようでした。
最後に、塾生OBから「計画を立てるのも大事だが、細かく決めすぎるとつまらない」「プラン作りに集中しすぎると、自分のやりたいことから離れてしまう感じがしていた」「5回目あたりは、もう一度自分の想いを振り返り、自分のやりたいことや強みを振り返る時期なのではないか」というアドバイスがありました。
いよいよ次回は最終発表会。
尾野さんからは「この2ヶ月で、劇的に伸びるので追い込んでいきましょう。昨年も、ここからの伸びが大きかった」とここからのもう一踏ん張りを促し増した。それとともに、「最終発表会では、全体として1つのチームができる瞬間があって、それも楽しみ。仙南広域でどうしていきべきか、そんなメッセージをつくり上げていってほしい」と締めてくれました。
前回の最後に予告したとおり、今回はスペシャルバージョン。気仙沼の「ぬま大学」の皆さんが遠路はるばるやって来て、合同ゼミでマイプランを磨き合うことになりました。尾野さん曰く、このような形でのゼミは初の試みだそうです。
さて、今回の主なメニューです。
○マイプランのプレゼン大会
○分科会(マイプランのブラッシュアップ)
○分科会の内容共有と審査結果の発表
また、今回は塾の前にスタディツアーを行い、会場近くの齋理屋敷と丸森町起業サポートセンターCULASTAを訪問しました。
今回はゲストトークはなしで、マイプランの発表とブラッシュアップがメインとなります。マイプランの発表では審査を行い個人ごとの評価をするとともに、伊達ルネ塾・ぬま大学それぞれで平均点を出して団体戦で対決する、という説明があり、塾生の皆さんに緊張が走ります。2つの塾合わせて15人の塾生を2グループに分けて、さっそく発表会がスタート!
発表時間は7分。 導入で笑いを取って盛り上げてくれる人あり、地域づくりの先輩へのインタビューから学んだことをプランに練り込む人あり、その分野もさまざま。特に、相手方の塾生の発表は初めて聞くものばかりで、プランの内容だけでなく塾生の人となりもだんだん分かってきたようでした。
発表のあとは、3人の審査員からの質問が3分間、のはずが…、何人目かの発表のあと、真っ先に手を挙げたのは塾生でした。「もっと聞きたいことがあったので、思わず手、挙げちゃいました!」進行担当の計らいで「じゃあ、今回は特別質問していいよ」となりましたが、それだけそのプランに魅力を感じたのだと思います。休憩時間に塾生同士が直接話したりして感想を伝えあったり、質問する場面も多く見られるなど、新たな人のつながりもできたようでした。
後半は、4グループに分かれての分科会。話し足りなかったところ、もっと聞きたかったところを出し合い、そこから互いのプランへの感想を話したりアドバイスをしたりし ました。その後の全体の共有では、「人を巻き込む時の基準」「今後どのようにステップを重ねていくか」などの話が出てきて、また某コーディネーターからは 「もっと変態度を高めてほしい」といったアドバイスもありました。
ここで審査結果の発表!
結果発表に際しては、全体的に課題設定は高得点だったが、共感度の評価が分かれたこと。また、自分のマイプランに目が行ってしまいがちだがチームとして地域として、という視点も大事、というコメントがありました。
まとめでは尾野さんより「ついにここまで来たかという感じ。そのキーワードは『どうやって』。こちらから答えを提供してしまうのではなく、どうすればできるか、皆さん同士で知恵を絞ること、同じ目線で考えることが一番いいと思う」と、今日聞いた話しやアドバイスを最終発表に向けたプランづくりに生かしてほしいという話がありました。
また、先ほどの「変態度」の話にも触れ、「『変態』は、SB界ではほめ言葉。今回原体験を再度突っつかれて、新しいものが出てきた人もいるので、そんな風にしてもっと自分を出していってほしい」と締めてくれました。
今回の合同ゼミは、塾生にとって大きな刺激になりました。一見同じようなテーマでも、所変われば内容もアプローチも違っていて、そこからさらなる可能性に気づいたり、その違いをマイプランに生かせそうなきっかけになりました。また、仮に行き詰まってしまったとしても、他の地域にも頑張っている人がいるんだと思える安心感。それだけ、今回の「出会い」は重要であったと思います。次回は、伊達ルネ塾、ぬま大学それぞれ5回目。いよいよ最終発表会が見えてきます。 あと2ヶ月、マイプランをどのようにまとめ上げるか、塾生たちの腕の見せどころです。
次回、5回目は10月11日(日)角田市での開催です。
【おまけ】
合同ゼミ終了後は、会場を
夏真っ盛り!この週末、仙台では七夕祭り、そして仙南の各地でも町や地域の夏まつりが各所で行われました。塾生や塾に関わっている皆さんも運営準備や出店で忙しく走り回っている人が多く、今回はこじんまりとした塾となりました。
さて、今回の主なメニューです。
○塾生OBトーク:堀米萌美さん(1期生)
○ゲストトーク:尾野寛明さん(有限会社エコカレッジ
代表取締役)
○塾生マイプランの発表とフィードバック
今回はいつもと順番を変えて、先に伊達ルネ塾1期生の堀米萌美さんによるOBトーク。
塾生として、どのようにマイプランを考え、作り込んでいったか、塾が終わってからこれまでのことなどを話してくれました。
堀米さんといえば、伝説の「ビッグバンを起こしたい!」という去年のプレゼン、インパクトあったなーとあらためて思い出しました。これからの目標として、「誰よりもイキイキして笑顔がかわいいちょっと変わり者のおばあちゃんになること」を挙げ、「一緒にかっこいい仙南を作りましょう!」と締めてくれました。
そして今回のゲストトークは、伊達ルネ塾塾長でもある尾野寛明さん。前半は、主に会社の話。東京から島根に古本屋を移転して約10年。現在は障がい者雇用も行い、就労継続支援A型の認可も受けました。現在は、古本屋と地域の困りごと解決を半々くらいの割合で行っています。困りごと解決は、耕作放棄地再生の手伝いや柿を取っての干し柿作りなど多様で、職員の方には地域のニーズと地域資源を見極め、仕事にしていく力が必要になってきます。視察に来た方々はこれを聞き、一様に驚くのだそうです。
後半は、島根県江津市のビジネスコンテスト(以下ビジコン)を取っかかりに、地域づくりのお話。江津のビジコンは、受賞したら1年間は江津に住んでプランを実践することが条件で、その様子を地域に見せることが賞金以上の効果をもたらし、実際多くの成功例がでています。その理由としてJリーグを例に挙げ、サッ カーチームが地域リーグやJ3からJ2、J1をめざすように、まず気軽に地域について話す会に参加してもらい、そこで「何かやってみたい」と思った人を地域づくり塾、さらにビジコンへとつなげていきます。いきなりビジコンではなく、時間をかけて人材の裾野を広げていったことが成功の秘訣なのだな、と思いました。
いつもの塾長の、いつもより一歩踏み込んだ話に、皆さん真剣に耳を傾けていました。
後半はマイプランの発表とフィードバック。はじめに尾野さんより、自分の作りたい「世の中像」である「ビジョン」と、そのために自分が何をすべきかという「ミッション」を踏まえて発表してほしいという話がありました。
こ れまではグループを作ってのマイプラン発表でしたが、今回はひとりずつ前に出てプロジェクターを使っての発表に挑戦し、フィードバックも全員で行いました。当初からプランの方向性を変えてきたり、少しずつ実践を絡めながらプランを肉付けしていったりとその進み具合もさまざまでした。また、マイプランのブラッシュアップ会に参加した塾生は、その時の質問や意見(嵐のようだったらしい…)も生かし、だいぶ整理されたプランになってきていました。
まとめでは、尾野さんより「プランづくりに迷ったら、すでに実際何かしている人の所に行ってみることをお薦めする」と、視察やインタビューを行いマイプランづくりに生かしてほしいとの話がありました。いよいよ塾も後半戦。自らも悩みながら、フィードバックや外からの刺激も生かして、どんどんプランを進化させてほしいと思います。
【おまけ】
翌8月9日(日)には、事務局メンバーが気仙沼の地域づくり実践塾「ぬま大学」に行ってきました。学生(塾生)の皆さんも多士済々、おもしろいマイプランがたくさんありました。
そして次回は、何と「ぬま大学」との合同セミナー! 9月12日(土)、丸森町での開催です。
海側の山元町から、一気に舞台は山側、七ヶ宿町へ!今回、塾生、聴講合わせて約30名がいにしえの街道に歩を進めました。果たして道の先に何か見えてくるでしょうか。
さて、今回の主なメニューです。
○ゲストトーク:佐藤恒平さん(地域振興サポート会社まよひが企画 代表)
○グループワーク~塾生マイプランの発表とフィードバック
はじめに、今回の開催にご協力いただいた七ヶ宿町地域おこし協力隊の皆さんと「すみやのくらし」の佐藤円さんより、七ヶ宿町の紹介とそれぞれの取り組みについてのお話がありました。
そして、今回のゲスト・佐藤恒平さんのトーク。
山形県朝日町の非公式キャラクター「桃色ウサヒ」の中の人でもある佐藤さん。今回は、その「桃色ウサヒ」プロジェクトの話を中心に、立ち上げた会社のこと、そして自ら提唱する「非主流地域振興」についてお話しいただきました。
「桃色ウサヒ」は他のゆるキャラと違って無個性。「こんなキャラに任せて大丈夫か?」という町民の不安を逆手に取り、「自分たちがなんとかしなきゃ」という想いを持ってもらうことが大事とのこと。そこから「ウサヒにこんなことをさせたら面白そう」となり、町民たち自らがウサヒのプロデュースを行うようになりました。ウサヒは、 プロデュースの成功体験から町民の自信と誇りを生み出していくキャラクターとも言えます。「地域おこしのアイディアは地域の人もそこそこ持っていて、『こんな面白いことやりたいんだけど』と言えるのが正しい地域おこし」と話す佐藤さん。ウサヒに気軽に無理を言える雰囲気づくりもこの実践を後押ししているんだな~と感じました。
質疑の時間にはウサヒの過労死を心配する声もあがるほど、ウサヒの存在、活動、そしてそのベースにある考え方に参加者一同驚くばかりでした。
後半はグループワーク。今回は3グループに分かれ、尾野さんと佐藤恒平さん、佐藤円さんがコメンテーターを務めました。塾生はそれぞれ2回ずつ発表を行い、1回目の発表・フィードバックを受けて微調整した上で2回目に挑みます。今回も、フィードバック(6分)で盛り上がって時間オーバーしてしまうグループが続出。塾生にとっては、新たな気づきを得て今後のプラン作りに向けて大いに参考になったと思います。
また、最後のクールでは発表者の空きが出たため、聴講での参加者2名が発表にチャレンジする一幕もありました。
全体のまとめでは、佐藤円さんより「今回参加して、自分が知りたいことややりたいことでつながっていなかったところがパツパツとつながった感じがする」。佐藤恒平さんからは「グループワークで5人の話を聞いて5個分のいい話がたまったと思う」と感想をいただきました。その上で会社名「まよひが」に触れ、「まよひが(迷家)には道に迷わないとたどり着けない、そしてそこから何かを盗んで無事に家にたどり着かないと幸せになれない。地域づくりも同じで、着いて満足でなく、何を得るかが大事」と締めくくりました。
伊達ルネッサンス塾もまだ前半戦。まだまだ迷って、迷い抜くことでプランが磨かれていきます。塾生の皆さん、プラン作りでつまってもめげず、少しずつでも前に進みましょう!
3回目はまたまた大移動! 8/8(土)、柴田町で開催です!!
【おまけ1】
七ヶ宿在住、「すみやのくらし」の佐藤円さんからは、炭パウダーの入ったお菓子や、自家製乳酸菌ジュースを振舞っていただきました。
【おまけ2】
交流会には、ウサヒも来てくれました!
いよいよ今年も伊達ルネッサンス塾、スタートです!
第1回の会場は、先日NPO法人となった「ポラリス」。今後この場をいろいろと活用してもらいたいとのことで、伊達ルネ塾がそのトップバッターとなりました。このようなフレッシュな場に、新たな風を吹かせてくれそうな塾生が集まりました。半年間、どうぞよろしくお願いします!
さて、今日の主なメニュー。
○ゲストトーク:小笠原直美さん(NPO法人ガーネットみやぎ 理事長)
○塾生OBトーク:岩佐勝太さん(1期生)
○グループワーク~塾生マイプランの発表と質疑
○塾生より自己紹介と感想発表
はじめに塾長の尾野さんから、「地域おこし実践塾」や伊達ルネ塾の進め方などについての話と、最後に「この塾を通してできたつながりは一生ものとなるので、どんどん使って、使い倒してほしい」とのアドバイスがありました。
そして、今回のゲスト・NPO法人ガーネットみやぎ 理事長の小笠原直美さん(以下ナタリーさん)のトーク。
震災をきっかけに活動を始めたナタリーさん。震災以前のことから、ガーネットみやぎを立ち上げ活動を始めたころのこと、現在の活動、そしてこれからのことについてお話しいただきました。特に話の後半、「今だから分かるピンチだったこと」「私が実践してきたこと」は、まさに一から活動を始めたナタリーさんだからこそ言えることであり、「ナタリーのマイプラン」とともにとても参考になったと思います。
その後の尾野さんとのセッションでは、現在1児の母でもあるナタリーさんの産前・産後期の活動の話も出て、ナタリーさんはその時期のことを話しつつも「これは参考にしないで!(笑)」という一コマがあったり、ガーネットみやぎの資金面の話では尾野塾長に「これはすごい」と言わしめるシーンもありました。
参考にしたくても、参考にできないんじゃないかと思うような、ナタリーさんのパワフルエピソードが盛りだくさんで、こちらもエネルギーをもらえるようなお話でした。
続いてのOBトークは、自称「野外こたつアーティスト」の岩佐勝太さん。現在、こたつのほか「山元の未来への種まき会議」の事務局やシェアスペースの運営など、去年のマイプランを大いに活かしながら地元での活動に取り組んでいます。いつの間にかピザ窯まで持っているとは…(笑)。勝太さん、ノンストップです!!
「やりたいことを見える化することは大事。発表を通して自分の想いの整理にもなる」と、昨年の経験も踏まえて今期の塾生に、ためになる話をしてくれました。
後半のグループワークは、塾生のマイプラン発表とフィードバック。今回は塾生が2グループに分かれ、それぞれのグループに尾野塾長とナタリーさんがコメンテーターとして入りました。まだ少し緊張のある中での、6分間の発表。時間の感覚がつかめず、時間が余ったり、足りなかったり。そしてその後の質疑ではコメンテーターや塾生OBなどから質問の嵐となりました。思っても見なかった攻勢に、塾生たちはちょっとびっくり。あとから「○○さん、こわい~><」との感想も出ていました。
その後の全体の振り返りでは、あらためて塾生から自己紹介と1回目を終えて(この時点ではまだ終わっていませんが)の感想を発表してもらいました。この時にはだいぶ緊張もとけて、ワークの時には話せなかったことも出てきたりして、「ワークの時に言ってくれればよかったのに~」という声も上がりました。
最後に尾野さんからは「自分の経験をベースの話をするとこれほど力強いことはない」、ナタリーさんからは「自己紹介なども、撮っておいてあとで見返すことで気をつけるポイントが分かり、次にちゃんとできた時に嬉しくなる」とのコメントがありました。
次回は海側から一気に山側へ!! 7月4日(土)、七ヶ宿町での開催です!お楽しみに〜。
2014年、宮城県南、福島県沿岸北部に一陣の風を巻き起こした「伊達ルネッサンス塾」が今年もプレセミナーからスタート。角田市に昨年オープンしたコワーキングスペース「Gomboppa(ゴンボッパ)」に約25名が集まりました。
さて、今日の主なメニュー。
○塾長トーク:尾野寛明さん(有限会社エコカレッジ 代表取締役)
○ゲストトーク:
・小笠原有美香さん
(丸森町耕野地区復興支援員/伊達ルネ塾1期生)
・「かくだもうそうかいぎ」の皆さん(角田市)
○お試し版「マイプラン」づくりワークショップ
はじめに、塾長である尾野さんからのお話。
今回は、島根県雲南市の「幸雲南塾」とそこから起こった動きが話の中心になりました。幸雲南塾の塾生OBたちは雲南市のほぼ全域にネットワークを広げ、もともと地域で頑張っていた人と一緒に活動していくことで少しずつ変化が出てきていて、その一例がこれまで県で取り組んでもなかなか解決の糸口が見えなかった雲南市立病院の医師不足が解消したこと。塾生がつくったマイプランをもとに「雲南医療見学ツアー」を実施し、雲南市の医療を知ってもらうことで、今年新たに医師が赴任したそうです。
幸雲南塾の塾生には、サラリーマンや子育て中のママさんなど、空いた時間で地域に関わりたいと考えていた人も多くいて、これまでに人前で発表した経験の全く無い人も、塾を通して自分の想いや考えを人前で何度も発表することで自分のやりたいことを明確にしていくことができたそうです。また、塾生たちの想いを聞く側もその想いの強さを受け取り、多様なつながりを生み出せたとのことです。
続いてゲストトーク。1人目は、伊達ルネ塾1期生の「おがちゃん」こと小笠原有美香さん。1回聴講で参加したのちに塾生となりましたが、そこには尾野さんの一言があったとのこと。
はじめは地区にカフェを作りたいと考えていましたが、数回のマイプラン発表とアドバイスを経てひらめいたのが「場づくり」。最終発表会では地区にコミュニティスペースをつくるプランを発表し、来場者からの応援を一番集めた「来場者賞」を受賞しました。ここまで来るのには、塾を通して出会った人たち、そして相談相手ができたのが大きかったそうです。大事なことは、想いを言葉にすること、そして「この人には伝わってほしい!」と思う人にとにかくたくさん伝えることだと話すおがちゃんは、塾生になる前よりも、何倍も強くなったように感じられました。
お次に登場したのは「かくだもうそうかいぎ」の3人。いきなり、ジャンケンをしたと思ったら発表者決めでした。さすが、もうそうかいぎ。
2013年夏から、月1で集まってそれぞれのもうそうを語ってきたが、1人よりもたくさんいた方がいろんなものが出てくる。今年に入ってからは、ライブ、映画会、空き家リノ ベーションなど具体的に動き始めているとのこと。メンバーの1人が2年前に角田に戻ってきた時、「ない」ものばかり目についたが、ある時面白いものもあることに気づいたことが、もうそうかいぎのはじまりでした。これからも、たくさんの人でいろんなものを見つけたり、つくり出していきたいと考えています。今後もネットワークを広げ、ひとりひとりの持つ楽しいもうそうを引き出し、もうそうかいぎ旋風を巻き起こしていきたいそうです。
後半はマイプランを作ってみる塾生体験のワークショップを行い、最後に尾野さんから。
塾では、それぞれのプランを聞いて「ああそうだよね」という瞬間がいろんなものを生み出す。今年もそういう場をつくっていきたい。ビジョン、ミッションなどを言葉にしていくことを通して自分のやりたいことに気づいていくとともに、活動者の話やいろんな所を回ることで地域にこんな人がいるんだ、こんな場所があるのだと知ってほしい。「自分のやりたいことを地域で実現する」自分軸と、「地域でつながりをつくる」地域軸、この2軸で考えていってほしい、というお話がありました。
これにてプレセミナーは終了。その後の交流会も大いに盛り上がりました。伊達ルネ第2期、いよいよ幕開けです! 今後の展開をお楽しみに!
いよいよ最後の伊達ルネ塾です!
今回のゲストは福島県いわき市の老舗旅館「古滝屋」16代目若旦那の里見喜生さんです。また、特定非営利活動法人ふよう土2100 の代表、いわきおてんとSUN企業組合、一般社団法人 ジャパン・オンパクの理事も務められており、ご多忙なところを伊達ルネ塾のためにかけつけてくださいました。
里見さんは大学入学と同時に上京し、社会人になって東京で就職された後、地元いわきにUターンされ、ご実家の旅館を継がれたそうです。
地元に戻ったばかりの頃は、地域に興味はなかったと言います。地元に戻ってからは旅館の黒字化に専念し、仕事が軌道に乗ってきた頃に、地域のことにもチャレンジ。
現在の「観光」の多くは大手代理店にお金を大量に注ぎ込んで人集めを行うイベント型が多い。観光は、イベントやハコモノへの投資ではなく、「人」への投資。魅力的な「人」づくりが必要。そう考えた里見さんは、旅館を宿泊場所としてだけではなく、人々の交流の場として地域住民へ開放したり、短時間・日帰りでの利用を促進するために、ソフト面でのサービスを充実させました。
その結果、旅館業は地場産業であり、地域との共存が必要不可欠だと気がついたそうです。
ふよう土2100での活動
障がい者の日中一時預かり等の被災者家族のための支援を行うことで親御さんの負担軽減に貢献
おてんとSUNでの活動
・いわきスタディーツアー
首都圏の環境、復興に興味のある層対象
・フクシマオーガニックコットン事業(衣)
→スタディーツアー参加者や、ボランティアの支援を得ながら栽培、製品開発を行う(六次産業化)
・トマト等の食用作物事業(食)
・エネルギー事業(住)
→太陽光発電パネルの制作(小型)
このように、衣食住の確保を自ら体験することで価値を実感し、感謝の気持ちを育んでいます。この他にも、いわき市で取り組んだ「オンパク」について、成功事例や失敗事例を具体的に話していただきました。
里見さんは、自分の使命を「社会づくり」だと語っています。自己実現のためのチャレンジとして様々な事業に取り組むなかで、少しずつ考え方が哲学的になってきたと言います。「明日死んでも良い。30年やり続けてきた、仏ステージです(笑)」と笑顔で話す里見さんがとても印象的でした。
今回は最後の塾ということで、メインゲストのお話のあと、すぐに塾生のプレゼンに入りました。これまで決められたフォーマットに合わせて作っていたプレゼンも、ゼロから新しく自分なりに作ってきた塾生も2、3名現れてきました。最終発表会に向けて尾野塾長からは、プレゼンはなるべくフォーマットではなく自分で作成した方が良い、時間配分への工夫、あとはとにかく格好つけずに、現時点でできることを語る方が共感を得やすいなど、プレゼンに向けて具体的なフィードバックがありました。
全5回の塾は今回で終了しますが、最終発表会に向けて塾生たちは自主的に集まってお互いブラッシュアップしたり、別途ブラッシュアップ会を開催する予定です。
最終発表会は11月23日(日) 乞うご期待!!
4回目となる今回の塾は、角田市西根地区の「高蔵寺」で開催しました。
仏像に見守られながら、気の引き締まるような神聖な空間での塾。こころなしか、みなさんいつもよりも緊張しているような。笑
今回のゲストは 有限会社竹鶏ファームの代表 志村竜生さんです。
志村さんは、竹鶏ファームで竹炭を使ってにおいを消した竹鶏ブランドのたまごを作る傍ら、一般社団法人宮城のこせがれネットワークの代表も務め、多方面で活躍されています。今回はこせがれネットワークの話を中心に、人の巻き込み方やリーダーとしての心構えなどについてお話いただきました。
○竹鶏ファームリンク
http://www.taketori-monogatari.com/
○宮城のこせがれネットワークリンク
http://www.miyagi-kosegare.net/
宮城のこせがれネットワークは、県内の約50名が所属し、全国150名超の仲間と共に様々なプロジェクトを行っています。農業だけではなく、一次産業を中心に、新規就農者、後継者だけでなく多様な事業者の集まりとなっているそうです。毎月1回定例会を行い、こせがれキッチン、ファーマーズマーケット、こせがれビュッフェ、学生団体との連携など、多数事業に取り組んでいます。宮城県北部地域の支部活動もスタートしたそうです。
自分ごとで何かをやり遂げようとするちっちゃいリーダー農家が現れることによって、それに呼応するサポーターが現れ、その連鎖を繰り返していく中で小さくとも確実な社会変革につながる。中心人物だけでなく、サポートする仲間達も一緒に出入りできる場を作ることで、「集いの場」として参加しやすい機会が創出できている。
ひとつめの3:統計上宮城のこせがれは3000人。そのうちの、10%にあたる300人へ活動をリーチしていく
ふたつめの3:こせがれパートナー飲食店が30店舗
みっつめの9:300人のこせがれが前進するためには、1人のこせがれに対し3人のサポーターが必要だと考えると、全体で900人のサポーターが必要となる。
そうすると、900人という規模の人々が、何らかの形で自分ごととして農業に関わることができると思っている。
どうしても土俵違いに感じてしまいがちな「農業」に、より多くの人が関われる入り口をつくるこせがれネットワークの取り組みは、それぞれ個々のマイプランへのサポーターを増やして行く塾生たちに具体的なアクションと考え方を提示していただきました。
続いてのゲストスピーカーは、角田市で活躍されているお米クリエイター 佐藤裕貴さんのプレゼンです。
http://gogokakuda.blog.so-net.ne.jp/2014-01-07
裕貴さんはもともと角田市生まれ。東京で雑貨店を数年やり、Uターンされました。写真をふんだんに使いながら、これまでやってきているイベントや商品開発等の紹介をはじめ、角田市から魅力ある商品をクリエイティブに発信することで、わかものが残りたいと思うまちを目指すなど、地域づくりにも積極的に取り組んでいます。
商品の質はもちろん、商品パッケージや魅せ方にも工夫をこらし、クリエイティブな手法を学びました。
塾生のプレゼンも4回目となり、プランがガラッと変わったり、自信を得ることができた塾生もいました。
3つのグループに分かれて、プレゼンター3人が順番にプレゼンを行います。プレゼン7分、質疑応答フィードバック6分。これを2クールおこないました。
クロージングでは、塾長の尾野さんから「小さいことから始めよう」というアドバイスがありました。 4回目となり、実際にアクションを起こす段階にいる塾生も出てきています。マイプランの実践に向けて、実際にアクションを起こしてみたことがあると、具体化されて非常にプランの説得力があがるとのことでした。
交流会は、実家が酪農を営んでいる塾生のお宅でBBQ!
夏らしく楽しい交流会となりました。
最後に集合写真!!みんな良い笑顔です♪
第3回伊達ルネ塾。猛暑の中、伊達ルネ塾は早くも折り返しです。しかし暑い。
おさらいまでに、伊達ルネ塾は、毎回3部構成でおおくりしています。
①ケーススタディセミナー(地域の実践家・事業家をゲスト講師として)
②グループワーク(マイプランの立案・ブラッシュアップ)
③交流会(ネットワーク作り)
毎回、宮城県南・沿岸部・福島北部くらいを中心に、月一で点々と各地域をまわって実施しております。今回は亘理町は荒浜の御仮屋区の集会場での開催。新築ピカピカの集会所です。
ゲスト講師は、ワーカーズコープ亘理事業所「はま道」の竹森幸太所長そして、スタッフの喜田さん。ケーススタディでは、(公財)共生地域創造財団の蓜島事務局長にお話いただきました。
尾野塾長からのはじめの一言。
1年以上実施している姉妹塾(現在、全国8カ所)では、だんだんと行政や知り合いからのサポートが受けられるようになってきているとのこと。
「今回1期である。みんなで助け合うことが不可欠。地域の活動は一人ではできないので、いかに人から助けてもらえるかが重要になる。」
「最終目標は同じでも、逆方向には最初からは飛べない。最初の自分が立てた仮設をインタビューなどで投げて修整していく。」
第1期の伊達ルネ塾は、ネットワークをひろげつつ、「みんなで助け合い」「何度もお互いにプランをぶつけながら」を大切にとのこと。
「みんなで助け合い」「何度もお互いにプランをぶつけながら」この2つ、ゲスト講師陣の体験談から学んでいきます。
お次は、ゲスト講師、ワーカズコープ亘理事業所「はま道」の所長竹森さんとスタッフの喜田さんのおはなし。
ワーカズコープ亘理事業所「はま道」は、地域のお母さんたちの仕事づくりに係っている方々。「労働者協働組合」という形態をとっております。現在、直売所(はま道)を運営。お弁当づくりなどの地域に仕事を生み出しています。
2013年から、緊急雇用創出事業を活用して事業開始し、亘理町民5人を雇用してスタート。
座学や地域調査を重ねて、地域の必要性を実感しながら、地域の人々の「居場所」「生きがい」「働く場」を作ってきたといいます。
なんと10代のころから所長に抜擢され、事業を展開してきた竹森さん(22)は、地域や地域の従業員さんとの関係を丁寧に紡ぎながら(ときにいじられながら)これまでの取り組みの中で、葛藤や、それでも前にすすもうとした力強いお話をいただきました。
スタッフの喜田さんも、ほぼ息子くらいの歳の所長との出会いのエピソードや、活動のおはなしを、チャーミングに語っていただきました。
一人ひとりが、同等の立場で事業に参画していくなかで、スタッフのみなさんや竹森さんたちが、ぶつかりながらも、日々助け合って、チームとして前へすすんでいこうという気持ちがとても伝わってきた一時間でした。
次に、共生地域創造財団 蓜島事務局長からのおはなし。
これまで、水産卸を仕事としていたところもあり、食に関心があり、一次産業の雇用水準が低いことに課題意識があったといいます。震災後は、現在は共生地域創造財団で復興に携わりながら、様々な事業の支援を行なっております。
蓜島さんが、日々の活動の中、常に問い直していることとして、
「誰のためのどんな活動なのか?誰が決めたスピードなのか?誰のニーズなのか?」
この3つがあるといいます。
どんなに完璧なプランにみえても、いろんな人に相談する中で、つくってはこわしをくり返していくこと、つねに自分のプランの根幹を考えて、ぶつけていくことの大切さが伺えました。
さて、毎回発表するマイプランも、今回で3回目。
わりと「話せた!伝えられた!」という塾生と、「だめだった、、」という塾生が半々くらいでした。
尾野塾長からは、
「前回より良くなってない場合もある。どんどん相談してほしい、徹底的に向き合っていく。3,4回目は進捗が目に見えにくい。焦らずやってほしい。困っていることがあればどんどん事務局に投げてほしい。」
最後にそれぞれの講師からの最後のアドバイスで、印象的だった言葉でしめたいと思います。
竹森さん
「短期目標(小さな成果を出せるもの)を見つける事、(直売所、はま道をまず始めた)」
「アイデアをたくさん持つ頃、(アイデアはたくさんあり半分も実現できていない)」
「アイデアを話すこと、仲間に伝えること」
蓜島さん
「マイプランの何故を深く追求していくことが大切」
次回(8/30日@角田)もお楽しみに!
交流会は、NPO法人亘理いちごっこさんが運営する、コミュニティカフェ「いちごっこキッチン 散歩道」で行いました!!今月リニューアルしたばかりのピカピカの店内 > <
なんと、リニューアル後初めての団体予約ということでした!
交流会の様子は、、、、ご想像にお任せいたしまします笑
伊達ルネ塾第2回は、宮城県最南端の桃源郷・丸森筆甫地区で開催いたしました。当日は塾生のほか、一般聴講のかたも10名ほどいらっしゃり、白熱した雰囲気での、第2回目。
毎回、塾長のほかに、地域のメインゲスト講師、そしてケーススタディとして2人のゲストから、地域の活動について学んでいきながら、それぞれ毎回宿題のプランを持ち寄り、みんなでフィードバックするという伊達ルネ塾。
今回のメインゲスト講師は、山元町の障がい福祉サービス事業所工房地球村 田口ひろみ所長。
そして、ケーススタディ講師は、筆甫地区振興連絡協議会 の吉澤武志事務局長です。
毎回、塾生ゆかりの会場で塾を行う伊達ルネ塾。今回の会場は、丸森町筆甫地区。
宮城県の南端に位置し、 南西は福島県に隣接しています。 町の総面積は、273.34平方キロメートルで、宮城県の約3.85%と広く、町の北部を阿武隈川がながれ、その流域と支流一帯が平坦地を形成している一方、の阿武隈山脈の支脈で囲まれた盆地状の町であります。
そんな丸森のなかでも、さらに奥地にあるのが、筆甫地区。丸森町では、「町民が主役となり協働で創るまちづくり」の施策を推進するため、住民が主役となる住民自治組織「地区協議会」を8地区に設置して、もともと地区毎の公民館だった施設を「交流センター」として、活用しています。
各地区毎に、住民自治組織が活躍していますが、その中でも筆甫地区は、住民による活動が盛んで様々な取り組みが行われてきました。何より、「筆甫」という名前は、伊達藩が領土争いで得たはじめて(甫)の領土という説があり、「筆」を書類におろした、という由来があるとか。「伊達」ルネ塾の、聖地のような集落です!!!
今回はそんな、住民パワー高めかつ、歴史ある筆甫地区にあやかって、塾生たちがプランをもみ合います。さて、伊達ルネ塾第2回開塾です。
第二回目冒頭、尾野塾長からは、宿題のマイプランに関して、
”「うまくいく人は、「なぜそれをやるのか?」がはっきりしている」「原体験から来る揺るぎない使命感」がある、それを意識しながら、マイプランをもう一度、みつめてほしい"
塾生はそれぞれつくったプランの「原体験」をいかにしっかりもつかが大切というはなしをもらいました。さて、それぞれの塾生のプランは自分の「原体験」がしっかりとあるでしょうか。。
メイン講師の、工房地球村(山元町)田口所長からは、活動の経緯、そして今の取り組み、大切にしていることを伺いました。息子さんが生まれてから、山元町で住み始め、地球村で働きはじめたとのこと。
”はじのかきすてで、いっぱい失敗しながらきた。日々違和感を持ちながらこれでいいのか、とか、日々活動してきた。”
とおっしゃりながらも、工房地球村での活動の経緯。ロールモデルとしての前所長の存在。震災後の「いちごものがり」「カフェ地球村」といった事業立ち上げをパワフルにすすめてこられた、さまざまなお話をいただきました。
”地球村は、障がい者福祉施設とみられることが多いけど、障がいもったを利用者もスタッフも「一に地域貢献」これは、みんな共通している。障がいを持っていても、自分たちが地域一員として復興や、まちづくりに関わっているんだ。っていう感覚を強くもって活動しています。そして、「二に工賃アップ」これも、すごく大切。福祉と産業のコラボレーションが今後とても必要だと思う。”
ケースススタディでは、筆甫地区振興連絡協議会の吉澤武志事務局長からの講演。タイでの地域づくりの経験を生かして、日本の中山間地で自分らしく 人間らしく生きたい」との想いの元、2004年から筆甫に移住し、2007年に現職に。(10年プレーヤー!!)
少子高齢化、過疎化、担い手、一人暮らし、高齢者世帯の増加、耕作放棄地、そして震災の影響など、様々な課題の中で、ヒトや社会への関係、自分への問い直し(意味があるのか)、等々、様々な壁にぶつかってきたといい、でもその壁を乗り越えるためには、
”自分自身のビジョン、ぶれない信念があると壁があってもそれを乗り越えられる「ダンコたる決意」。これを持ち続けてください”
と、スラムダンクの湘北対山王戦の試合前の一幕で安西先生がいった一言を引用して、お話くださいました。
マイプランでは、「やまと海をつなげたい」「若い人が自分の想いを語れる場を」「食を中心とした支援を」などというプランを、形にするべく、より具体的に基礎的な・どんなふうに・なにを・どのように・だれに・どんなふうにを、何度も語るなかで、形にしていきます。一人6分で何度もプレゼンしていきます。
塾生からは、
「何についてわかってないか、が少しクリアーになった感じでした」
「プレゼンの後、いろんな人を紹介してもらい、インタビューにいってみたい。」
「ぶれない目標をもって、プランづくりをしていきたい」
といった声が。
講師陣だけでなく、一般聴講として地域内外からいらっしゃったNPOや、中間支援のスタッフさんたちからも具体的なアドバイスをそれぞれ、もらったようでした。
最後に塾長からは、
”まずはしゃべることが大事。どう言葉にしたいかわからないけれどもとりあえず言葉にしちゃう。テニスの壁打ちのように。これが大切。”
と一言。さて、塾生達のマイプランは、今後どんな進化を遂げていくのでしょうか。見逃せませんよ!次回は7/26日(土)@亘理で行います!
交流会からも、筆甫の若い方々や、おじちゃん(お酒ありがとうございました!)までどどどっと参加してくださり、盛り上がりました!!ありがとうございました!!
今回のお世話になりました、みなさまの活動はこちらから↓↓↓
■山元町 工房地球村
http://kobo-chikyumura.com/
■丸森町筆甫地区facebookページ
https://www.facebook.com/marumori.hippo
5/10(土)、「伊達ルネッサンス塾~地域づくりマイプラン作成講座~」の第1回が山元町・真庭区民会館を会場に、スタートいたしました!今回記念すべき第1期となる本塾ですが、この半年間でどんな地域づくりプランが出来上がるか、たのしみです!皆さん応援宜しくお願いいたします!
○伊達ルネッサンス塾とは?
「伊達ルネッサンス塾」は、地域づくりの担い手を発掘・育成することを目的に、少人数で地域づくりのマイプランをつくりブラッシュアップしていくという目的で今年度から始まりました。旧伊達藩の南端周辺(宮城県亘理町・山元町・角田市・丸森町・福島県新地町)の地域づくりの新たな担い手発掘が目的です!塾生の皆さんは、得意分野を持ち寄り新しいチャレンジをしていってほしいと思います。
○ゲスト講師トーク〜地域資源・地域課題を知ろう〜
講 師:有限会社エコカレッジ 代表取締役 尾野寛明氏
塾長でもある尾野寛明氏からは、塾の半年間の導入から。半年間かけて、それぞれのマイプランを作成していきます。「楽しい塾生がいてくれること、それ自体がエネルギーになります」「そこにいると楽しそうだから、学びがありそうだから、だから人は集まってくる」「それぞれが現場を持って下さい」とコメントいただきました。
○ケーススタディ
講師:嘉藤一夫(わたりグリーンベルト 熱気球フェス)
地域でのケーススタディでは、亘理町沿岸部で熱気球フェスなどを立ち上げた嘉藤さんのお話。「若者」と一緒に地域活動するときの苦悩(笑)や、今後の意気込みなどを語っていただきました。
○自己紹介とマイプラン発表
それぞれの自己紹介を兼ねて、第1回目マイプランの発表プレゼンを行いました。
塾生は、仙台、山元、新地、角田、丸森からの8名です。半年間いっしょに頑張りましょう!
○最後に
これから6回かけ、塾生達はマイプランを磨いて参ります!是非お見逃しなく!
差し入れいただいた、地元のおばあちゃん(タケノコご飯&キムチ漬け)、地元の小学生女子(ベビースターラーメン)、会場の提供もありがとうございました!